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09月09日-04号

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  1. 伊予市議会 2020-09-09
    09月09日-04号


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    最終取得日: 2021-09-04
    令和 2年第5回( 9月)定例会         令和2年伊予市議会第5回(9月)定例会会議録(第4号)令和2年9月9日(水曜日)       ──────────────────────────          議   事   日   程(第 4 号)                    令和2年9月9日(水曜日)午前10時開議開 議 宣 告 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問閉議・散会宣告       ──────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1から日程第2まで       ──────────────────────────  出席議員(19名) 1番  森 川 建 司 君             2番  吉 久 俊 介 君 3番  川 口 和 代 君             4番  向 井 哲 哉 君 5番  平 岡 清 樹 君             6番  高 田 浩 司 君 7番  大 野 鎮 司 君             8番  門 田 裕 一 君 9番  日 野 猛 仁 君            10番  北 橋 豊 作 君11番  佐 川 秋 夫 君            12番  谷 本 勝 俊 君13番  正 岡 千 博 君            14番  田 中 裕 昭 君15番  武 智   実 君            16番  久 保   榮 君17番  田 中   弘 君            18番  若 松 孝 行 君19番  水 田 恒 二 君  欠席議員(なし)       ──────────────────────────  説明のため出席した者市長      武 智 邦 典 君      副市長     山 先 森 繁 君教育長     渡 邉 博 隆 君      総務部長    河 合 浩 二 君市民福祉部長  向 井 裕 臣 君      産業建設部長  武 智 年 哉 君特命プロジェクト推進部長危機管理監     教育委員会事務局長学校教育課長        空 岡 直 裕 君              佐々木 正 孝 君総務課長    向 井 功 征 君      財政課長兼未来づくり戦略室長                               皆 川 竜 男 君危機管理課長  宮 崎 栄 司 君      福祉課長    米 湊 明 弘 君子育て支援課長 太 森 真喜恵 君      長寿介護課長  室   潤 子 君市民課長    高 橋 洋 司 君      健康増進課長  下 岡 裕 基 君経済雇用戦略課長小笠原 幸 男 君      都市住宅課長  三 谷 陽 紀 君環境保全課長  小 寺 卓 也 君      教育委員会事務局社会教育課長                               泉   一 人 君中山地域事務所長山 岡 慎 司 君      双海地域事務所長大 谷 基 文 君       ──────────────────────────  事務局職員出席者事務局長    藤 本 直 紀 君      次長      西 山 安 幸 君       ──────────────────────────            午前10時00分 開議 ○議長(正岡千博君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付しておりますので、その順序によって審議いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(正岡千博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において10番北橋豊作議員、11番佐川秋夫議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(正岡千博君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。 発言の通告がありますので、順次質問を許可します。 なお、発言残時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。 水田恒二議員、御登壇願います。            〔19番 水田恒二君 登壇〕 ◆19番(水田恒二君) 皆様おはようございます。 議員になって多分約34年になるわけですけれども、議員になった当初の頃に何回か入院生活等送って欠席したことはあるんですけれども、二十数年ぶりに一般質問ができなかったのが前回と前々回ということで、非常に2回欠席して今回登場するということで、ある意味では緊張しておりますが、久方ぶりの半年ぶりの議会でございますので、半年ぶりの議会というより半年ぶりの一般質問でございますので、議会自体には出席しておりますので、緊張して臨ませていただいたらというふうに思います。 今現在、秋・冬に向かってインフルエンザ、とりわけコロナの第2波が来るのではないかというふうなことが言われております。中に皆様がよく御存じのアメリカのトランプ大統領、ブラジルのボルソナロ大統領、この方々により、ちょっと厳しい風邪程度よという考えの方もおられますが、もちろんそういうことが皆無とは思えませんが、そういう方々とは違って、私は、非常にこれには気をつけなければならないという立場を持ってこの質問に臨んでいきたいというふうに考えております。 秋・冬に向かってコロナの爆発と同様に、毎年のようにインフルエンザの発生もよく言われております。昨年の場合、私、10月24日にインフルエンザ予防接種をしたわけでありますけれども、インフルエンザとコロナが同時に発生して蔓延していくと、とんでもない事態を引き起こすであろうということで、私としては、せめてインフルエンザだけの爆発でも小規模に抑えておくことが、コロナの大きな発生、蔓延を防ぐことへの一助にもなるのではなかろうかというふうに考えまして、まず早期接種、そして一人でも多くの方々の接種を、私の場合、6年前になりますが、今私、ちょうど満70歳でございますので、65のときに高齢者定期予防接種──高齢者と言われるは嫌いなんですけれども、高齢者定期予防接種カードというのをいただきまして、その年から毎年しております。昨年が10月24日なんです。最新情報で市内の医療機関で確認したところ、申込みは来週から、接種は10月の中旬からということにはなっておりますけれども、今日のような、今までと違う歴史的に異常な事態にあるわけですから、少しでも早く、そして一人でも多くの方々に予防接種を行うことによって、インフルエンザの蔓延を抑え込むと。そのこと通じてコロナが来たときにでも、少しでもそれに対する対応が十二分に施される方向を取っていただきたいということで、まず予防接種の問題に関しましては、早期接種と一人でも多くの人にすると。そのときには一々私が言わなくても、どういう人たちをまず優先的にせないかんかということで、高齢者・障害者やそして医療従事者等々、それらの蔓延を防ぐために頑張っておられる方々を先頭に、一人でも多くの方々にしていただきたいということで、伊予市としてどのような状況にあるかということをお知らせ願ったらと思います。 そして2番目には、もう既に今まで議会で収容人数のことについては、いろいろ3密の問題がありましたので減すということになっておりますので、当然限られた収容施設──収容という言い方についてちょっと抵抗感もあるかもしれませんけれども、いずれにしても避難所、避難所の数については、当然のことながら、反比例して増えていくだろうと思いますけれども、その中で、特に今日のような時期においては、非常に暑い、蒸し暑い、こういうところで、1晩、2晩過ごすのは、非常に特に高齢者や生活弱者には厳しいものがありますので、空調設備があるところ、ですから、今までのイメージとして体育館みたいなところで、暑いところでたくさんの人が雑魚寝で待機するというようなことについては、極力減していただいたらというふうに思います。そういう点で、そういう避難所における皆様方の過ごし方については、いろいろな工夫をされているだろうと思いますけど、それについての御所見を伺えたらというふうに思います。 そういうときに、何でもかんでも、市役所、何とかしてくれということだけではなくて、やはり我々でもできることに関しては、やらなければならない。そうすることによって、蔓延を少しでも防ぎたいというふうに私も考えております。そういうことで、コロナ一口知識といいますか、そういったことも日常ふだんに危機管理課だけに責任を押しつけるわけではございませんが、市のほうでもそういった宣伝等については、よくよく宣伝をして、蔓延の防止への一助にしていただけたらというふうに考えます。これで1回目の質問を終わります。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 新型コロナウイルス対策と防災対策としての避難所設置について4点の御質問をいただきました。私から、1点目のインフルエンザワクチン早期接種をについて答弁申し上げます。 通常、我が国のインフルエンザ流行時期は、1月上旬から3月上旬とされ、かかるワクチンの効果が維持される期間は、接種後約2週間後から約5か月間とされております。 また、国の予防接種ガイドラインにおいて、過去の発生状況を踏まえ、予防接種の有効性をより高めるためには、一般的に10月から12月中旬までに行うことが適当であると示されており、この基準を基に、県内全ての市町が、毎年度同期間をめどに定期接種を実施しております。本年度におきましても、高齢者インフルエンザ予防接種に係る委託契約を県医師会と4月1日付で締結し、例年どおり10月15日から12月31日までの実施期間に向け準備を進めているところであります。 したがいまして、これらの根拠に基づくインフルエンザ接種期間の変更は、現時においては困難であると認識しておりますが、国は、高齢者の優先接種を呼びかけることを明言しており、今後、県下20市町の総意がまとまり、県医師会との調整次第では、前倒しによる実施の可能性もあることを申し添えておきたいと存じます。いずれにいたしましても、議員御提案の趣旨は、十分に理解できますので、一人でも多くの方に接種していただけるよう、例年とは違った接種勧奨の取組について検討してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◎総務部長河合浩二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 河合総務部長総務部長河合浩二君) 続きまして、2点目から4点の御質問に、私から答弁を申し上げます。 まず、2点目の避難所運営に関する課題について申し上げます。 昨日の向井議員への答弁とも重なりますが、新型コロナウイルス感染症流行下での避難所運営には、議員御指摘のとおり、密接・密集・密閉のいわゆる3密を可能な限り避ける対策が求められるわけであります。そのためには、避難者同士の距離をより広く確保する必要がございます。本市では、国や県の指針等を踏まえ、避難所内での避難者間の距離を2メートル程度確保することを前提に、主立った避難所について、その収容可能人数を精査し、開設する避難所をあらかじめ決定いたしました。 開設に当たっては、議員の御提言にもございましたが、可能な限り空調設備を備えた居住空間の確保も念頭に施設を選んでおります。 なお、避難所での衛生管理を強化するため、手指消毒液ハンドソープ、体温計、除菌シートなどの購入・配備を進めております。 また、健康維持、飛沫感染防止プライバシー保護の観点から、段ボールベッドとパーティションを整備するべく今議会に所要の予算を計上したところでございます。 併せて避難所内では、避難者の健康状態のチェック機能を強め、異常のある場合には、保健師を通じて医療機関に連絡するなど、適切な体制を整えることとしております。 次に、3点目の発熱やせき、味覚・臭覚の異常、強い倦怠感などといった新型コロナ疑似症状を呈する避難者の分離収容について申し上げます。 避難所での受付に際しては、健康状態を確認するため、健康チェック表、いわゆる問診票への記入を求め、この時点で発熱等が認められる避難者は、居住空間や動線を他の避難者と分けることにしております。 さらに、新型コロナウイルス感染が疑われる場合には、保健師を通じて保健所等に相談の上、対処方法を決定いたします。 次に、4点目の自助の啓発について申し上げます。 今回の新型コロナウイルス感染症への対応に関しましては、広報いよし6月号に、親戚や友人宅への避難なども含め、避難所以外へ避難する分散避難の勧めやマスクや手指消毒液など、避難するときに携行すべき品物の啓発など、見開き1ページで特集記事を掲載したほか、市ホームページでも特設コーナーを設けて情報発信に努めております。今後も適宜、適切な情報を発信し、自分の命は自分で守る意識の醸成に努めてまいる所存でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 再質問はございませんか。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) 一番最初の答弁の中で、既に決まっていることだから難しいけれども情勢の変化で変わることもあり得るということなんですが、そのとおりで、各家庭に1世帯に30万円給付すると言いよった政府決定でも、各個人に10万円というふうに変わり得る要素が今日の政府においてはあるようでございますので、この件に関しましても、10月15日からの接種に関しましても、今日の状況の変化によってはあり得ることですので、積極的に要求等を上げていっていただければと思います。 それと答弁の中で、もう極力エアコンや空調設備のあるところにへの努力に関しては、十分に配慮があるだろうと思いますけど、特にここ台風10号のニュース報道でもありましたように、そういう数に限りがありますよね、空調設備のある部屋っていうのは。そういうときに、民間の施設を利用するということで、特に特異な存在だったんですけれども、あっこういう事態にはこんなこともあるのかなということで、自費でもってホテルに入るということもありますんで、少なくとも伊予市内にも大した数じゃございませんけれども、ウェルピアとか花の森ホテルとか伊予プリンスとかありますので、市の施設の場合は簡単だろうと思うんですけど、台風だから閉じるというようなことのないように、そういうところも、もちろんそれは自己責任で自費でもってやっていただく必要があるかと思います。そういうところへの対応も含めてお考えになっているのかどうか。もしそれについての御意見があればお聞かせいただいたらと思います。 ○議長(正岡千博君) 2問の質問ですね。            〔19番水田恒二議員「うん」と呼ぶ〕 ◎健康増進課長(下岡裕基君) 議長 ○議長(正岡千博君) 下岡健康増進課長
    健康増進課長(下岡裕基君) 失礼いたします。 水田議員の1点目の再質問について、前倒しについて積極的要望ということでしたので、少し答弁の補足をさせていただきます。 8月26日に厚生労働省のほうは、65歳以上の高齢者の優先接種の呼びかけを決定したとの報道がございました。それを受けまして今月に入り、前倒しでの実施が望ましいのではないかとの意見が一部の市町から上がっております。現在、県下の20市町では、意見集約を行っている段階であります。そのため前倒しになる可能性があることを、市内の医療機関にも文書のほうで既に周知を行っております。ですので、今後もそういった取組の中でいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎危機管理課長(宮崎栄司君) 議長 ○議長(正岡千博君) 宮崎危機管理課長危機管理課長(宮崎栄司君) 水田議員の2点目の再質問につきましてお答え申し上げます。 避難所のホテル等の利用ということでございますけれども、ウェルピア伊予それから花の森ホテル等に確認をいたしましたら、予約の状況を踏まえて避難者の受入れは可能であるというふうなお答えもいただいておりますので、今後、協定等を施設と結ぶなどして、市の施設以外への受入れにつきましても、検討を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(正岡千博君) よろしいですか。そしたら2問目に行ってください。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) コロナの流行でいろんなところに出歩くのがはばかれるということで、早朝の散歩等が以前より増えたかなというふうに私思っているわけですけれどもが、その際に気がついたことがありますのでお尋ねしてみたいなと思います。 道路交通法第38条の第6節の2には、横断歩道を渡ろうとしている人に対する配慮が呼びかけられており、通行している車はもう義務として、渡っている人だけじゃなくて、渡ろうとしている人が見受けられるとき、準備過程に入っているときも含めて、それは止まらなければならないというふうに歩行者への安全義務が義務づけられております。そういうときに、私も自宅が北山崎本郡の海岸線にありますので、海岸線の道路を通って、そして尾崎中村を行く農免道路を2か所にわたって行って帰るということで2周やりますから、延べ4回渡るんですけれども、たまに、明らかに十分距離があると思われている、少なくとも私が渡った後に通過するであろう可能性があるときに渡ろうとしても、全然緩めずに、そのまま逆にスピードが上がってくるというようなこともありますので、普通私らが松山への行き帰りするとき──その前に言っときます。私去年7月から病気の関係で車には一切乗っておりませんので、それまでドライバーとしての歩行者に対する見方と今現在の見方が大分変わったことを反省しながら申し上げたいと思います。それまで立ってるだけでは、私も正直言って、止まらなかったんです。自分が初めて歩行者になってみて、やっぱり少なくとも道路端に立っているときには、明らかに、ただ単に用事もないのに立ってる人は少ないんで、渡ろうとする人であるなということで止まるように心がけております。そういうときに、なかなかスピードを出せば渡り切れるだろうと思って、逆に近づいてきたときに、ピューとスピードが上がるような車も中におりますので、これは北山崎の農免道路の話だけじゃなくて、市内の道路全般にわたってのことであります。そういう歩行者に対する配慮が非常に少ないと。 それともう一点は、特に海岸線の場合は、海岸線の堤防とこちら側には反対側にある家との間、排水溝というか、斜めになってVになってるだけで、本当にあれではないんですけど、その幅最大幅が3.85メートルなんですけれどもが、中には通り過ぎるときに、追い越すときに、横を通るときに、徐行してくれる車もありますけれども、そのままのスピードでサーッと走り抜ける車が結構おるんです。そういうことに対しても非常に自分が歩行者になってみて初めて、特に私は脳梗塞をやっておりますので、いつ何どきどこでひょっとこう倒れるかもしれませんので、運転手やっとるときには、さほど思わんかったんですけど、歩いてる人がそういうことで、いつ何どきそこの人が左に行く、右に行く、倒れるということもあり得るので、徐行まではいかなくても、少なくともスピードを緩めて歩行者の横を通過する。一応市道は4メートル以上普通なってるんですけど、今言ったように、本郡の海岸線、割といいほうの道ですけど、あっこでも3.85メートルしか、もちろんもっと広い場所もあります。でも平均して4メートル切ってるところ、結構多いんです。そういう意味で、そういった歩行者、歩いている人への配慮についても啓蒙をしていただければと。 この項の2番目に、2月3日に伊予市の救急車と大洲でしたか、相手側が。その交通事故があった際に、たまたま知らん人やったら、伊予市のほうが悪いんじゃないかな思うたりする場合もあったかもしれん。たまたまあのときは、ドライブレコーダーが伊予市の車側についてたんですよね、多分あれ。それがあって、伊予市の側が悪くないということが証明されたわけでありますけれども、ドライブレコーダー、今あおり運転とかで非常に話題になっております。これがあることによって助かったとか、危難から救われたという人もありますので、ドライブレコーダーを市の車に、一遍にはお金のかかることですから無理だろうけど、順次できるところから、使う頻度の高いところからすることによって、逆にそのことによって交通事故を防ぐと。市の職員だけではなくて、市民の安全にもつながると思いますので、ドライブレコーダーの公用車への設置をぜひ。そのことによって、自然に市民へのあれも導いていくのではなかろうかというふうに考えますので、この2点をお尋ねいたします。 ◎総務部長河合浩二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 河合総務部長総務部長河合浩二君) 市民及び市職員の交通安全対策に関する2点の御質問について答弁申し上げます。 まず、1点目の道路横断者に対するドライバーの注意義務の啓発の御提案につきましては、道路横断者ドライバーの関係する事故等の全国的な状況を見ますと、ある報道によれば、今年1月から7月にかけて全国で発生した交通死亡事故のうち、横断歩道を横断中の歩行者が死亡した事故が、前年同期比で24件増加しており、この背景には、新型コロナウイルスの影響で交通量が減少する中、車の速度超過や信号無視など、危険な違反が誘発されているとの分析も示されております。 また、日本自動車連盟JAFの2019令和元年の調査で、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場面において一時停止した車は17.1%であり、愛媛県は14.2%であったという結果も示されております。愛媛県下に目を向けますと、本年7月末の統計では、横断中の人対車の事故は88件で、人対車による事故件数のうち49.7%を占め、また前年同期の比較で、事故件数全体は減少する中で、横断中の人対車の事故は5.9%増加しているという結果となり、横断中の人対車による事故が、前年より増えている状況が示されております。 こうした中、道路横断者の安全確保に向けた取組として、交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部では、横断歩道における事故の防止を図る目的で、ドライバーに対する横断歩行者等の保護意識の醸成を目指す「横断歩道止まろうキャンペーン」を展開しております。本市も安全運転管理者の立場から、公用車を運転する際の交通ルールの遵守やマナー向上に積極的に取り組んでいるところであります。 また、歩行者の安全対策として、道路横断中の歩行者や自転車が被害者となる事故の実態や危険性を周知し、歩行者や自転車利用者交通安全意識と運転者の歩行者等保護意識の高揚を図るための啓発活動を推進することとしており、交通指導員はじめ、伊予地区交通安全協会、警察など、関係機関との連携を密にして取り組んでいくこととしております。こういった施策の中で議員の御提言を生かせられるよう取り組みたいと存じます。 2点目のドライブレコーダーにつきましては、議員お示しのとおり、万が一の事故状況の把握はもとより、職員の安全運転意識の向上を図ることができる有効な手段の一つであると認識しております。 本市の設置状況は、保有している公用車88台のうち、市長車のトヨタ・ノア及び長距離を運転する機会が多いトヨタ・ノアとマツダ・デミオの2台、今年度購入したスズキ・キャリーとダイハツ・ハイゼットの2台、合わせて5台に設置しております。今後、新規購入に際しては、設置するとともに、現有する車両についても、使用状況や今後の更新時期を考慮し、計画的かつ効果的な設置に努め、さらなる安全運転対策に取り組んでまいりたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 再質問ございませんか。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) ふさわしくなければ取り消していただいて結構ですけれども、特に今回私がこの問題の最初に申し上げましたように、この問題を思いついたのが、救急車の問題でありましたので、消防関係の消防自動車であるとか救急自動車について、今1台は少なくともついているわけですよね。ほかの車にもし何台中何台ついているというのが、危機管理課長、もし御存じだったらお教えしていただけるし、この場では答えにくいということならば、後でまたそういう知識があれば、後でお教えいただいたらと思います。 それと、横断歩道を渡る際の諸注意について、横断歩道の存在そのものが、なかなか分かりにくい場合もありますので、あれ正式名称は私知らないんですが、ひし形になっているのがありますよね、横断歩道がすぐそこにありますよって。これが消えているところもあるわけなんです。ないしは見えにくくなっているところもありますので、横断歩道の存在そのものを知らせることによって、少しでもドライバーの注意を喚起してはどうかと思いますので、この点に関しまして、1番目の質問にはありませんでしたけれども、具体的な対策、具体例としてなかなか出てこなかったので、こういう対策もしてはどうかと思いますが、これについて御所見があればお伺いしたいし、なければ、また後で御指示いただいたらと思いますが。 ○議長(正岡千博君) 2点の質問ですね。            〔19番水田恒二議員「はい。お願いします」と呼ぶ〕 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 2点水田議員から再質問いただきましたが、まずもって救急車両に関しましては、私も伊予消防等事務組合の組合長をいたしておりますけれども、正確に存じておりません。多分入っているだろうと。質問原稿に書いていただいとったら、きちんと調べてはおったんですけれども、また後でということでお願いをしたいなと思ってます。 そして横断歩道、これは、私も公用車に乗っておりますけれども、公用車の運転手には、横断歩道に人が立っている、また自転車を降りて人が立っている、このときには、100%止まれということは周知しております。そして止まれの標識に関しましても、もう確実にどんなに見通しがよかっても止まりなさいと、これはもうこの8年間ずっとドライバーには言っておりますし、職員もそのことは十分に認識をいたしております。 中山の消防車両の事故に関しては、本当に残念なことなんでありますけれども、ドライブレコーダー等々ついておったらということで、今後もしっかりとそういった対応もしていきたいし、いついかなるときに事故に遭遇するかもしれませんので、財源が許す限り、全車に私はつけたいなと、特に市役所の車、つけたいなと思ってます。 横断歩道の予告マークのこと、ひし形のマークのことも言われました。国土交通省も含めて、今は様々な形で外側線とかも薄くなったりしているところも順次やってはおるんですけれども、幾分信号のある交差点の横断歩道に関しましては、予告マークがないということは御案内のとおりでありますけれども、一般の道路において予告マークがやはり薄くなってるなというところも見かけられます。その現場に遭遇した場合においては、伊予警察署とかまた若草町の交通規制課に私のほうからも言っておる経緯もございますけれども、より注意をして、極力県警さんも財源が必要になってくることなんで、即座に昔のように対応はできない状態ではありますけれども、少なくとも伊予市管内でそういった薄くなっている予告マーク等々あった場合には、即座に土木管理課を通じてでも所管の上部団体へ上申をしてまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと存じております。 ○議長(正岡千博君) それでは、3問目に入ってください。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) 自立支援教育訓練給付金実施要綱の問題についてお尋ねいたします。 私もこの制度を最近見知ったばかりでございます。そういうことがありますので、御存じでない方、御存じの方含めてこの制度についての理解を深めていただければと思います。 といいますのが、ある女性から私のところに相談がありまして、去年だったですか、5月にこういう制度ができましたよというて、とある情報で知ったらしいんですけれど、それは新年度は、学校4月でしょう。で、5月にそういう情報が来て、ほんで、当然それもう新年度冒頭からじゃないと申し込めないらしいんです。面白い法というか、実施要綱を作るもんだなというふうに思っておりましたけれども、同じ学校に通っております、これ看護師さんになろうとしている方で、この人、最初の3年間は准看護師の、今は大体懐かしい言い方になりますけど、准看護婦になろうとする課程を行っていたと。終わって、今度は正看になろうと、今は大体正看じゃないともう病院も採らないらしいんですけど、そのためにそういう勉強をしようとしたところ、それに対する今言った給付金の制度があったので申し込もうとすると、始まってから知ったもんですから、同じ学友である松山出身の友達に聞きますと、松山では、役所用語言う遡及して支給する制度になっとりますということで、いわゆる遡ってでもしますよということだったんですけど、私もできたら、そら伊予市の人もしてあげたらええなあ。しかし、それは同じ松山と伊予市では財政事情が違うからできるとことできんとこがあるんじゃろうなと思っとったんですけども、黙っとると世の中変わりませんので、人数も聞いてみたら、現在通っているのが、伊予市では2名ということでございますので、この人たちについてというよりも、今後のこともありますので、今後もしこういった制度で、特に今コロナの時期じゃないですか。特に医療従事者の数が足りないということで、一人でも多くの医療従事者を必要とするときに、そういう看護師さんになって皆さんのために頑張ろうと思っているそういう女性、特に小さな子どもを抱えて仕事がないと食うてもいけれんし、そういうことでぜひやりたいなと思って勉強しようとしている人に対して、同じ机を並べている松山在住の人は遡ってでもしてもらえるが、伊予市は法律のとおり、決まったとおりということで、何も間違ったことをしているわけじゃないんですよ。しかしながら、それは非常に伊予市としては厳しいのかなと。しかしながら、黙っとっても世の中変わらんから言うことを言うて、少しでもこれが、今年度は無理でも来年度からそういう状況に行き当たったときには、少しでも多くの人がその制度を適用できるようにしてあげたらどうだろうなということで、そういった、特にこの制度を含めて、こういった事態に立ち入ったときにそういう配慮を一人でも──よくあるじゃないですか、何とかに寄り添うという。特に沖縄なんかで例の埋立地の問題なんかで、沖縄のことは考えてないんじゃないかと言うたら、沖縄県民に寄り添った政治をぜひやりたいとかという某政府の官僚もおりましたし、首長もおったようでありますけど。そういうときに、ぜひ伊予市民の立場に寄り添った市政を運用するためにも、運用基準の中で何とかできるようであれば、ぜひやっていただけたらというふうに思ってこの質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 自立支援教育訓練給付金実施要綱について答弁申し上げます。 本市における母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業は、国の補助を受け実施しておりますけれども、同要綱において遡及適用は認められておりません。そのため、議員御指摘のとおり、このたびの制度改正の中で近隣市町との対応に差異が出たものと推察いたします。 しかしながら、本市におきまして御要望の趣旨は理解いたしますが、遡及適用につきましては、困難と考えております。 なお、その他の運用につきましては、近隣市町と同様でありますので、念のため申し添えます。 これまでも各種事業における制度改正時において、その内容が影響する受給者に対し、文書や電話連絡、面接などにより説明をさせていただいておりますが、今後とも懇切丁寧な説明に努め、御理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) 言われていることは、十二分に、何を言ってるかは分かりました。 しかしながら、伊予市と松山の間における差異は、もう金銭的な余裕があるかないかの差だけなのか、松山では何とかしたわけですよね、遡及してするという方向で。その辺りについて、要するに伊予市ができんのが、まあ言うたら銭がないからできんのよということなのか、運用方法で、ここをこういうふうに変えたら、独自の解釈をしてやってあげること、松山はこういうふうに解釈をしてやったからできたんだという、そこの辺りの、言い方は悪いけど、抜け道があったのか、どういうふうなことで松山ができて伊予市ができなかったのか。私は何回も言ってるように、銭があるかないかの差だけだったのか。それ以外にあるんだったら、そこから学んで、ぜひ伊予市もそういうところで適用してあげるような方向で、今回の問題じゃなくて今後ですよ。今後も同じような人をつくらないためにも、ぜひ御配慮いただいたらという考えてしとりますので、もう一度答弁ができるようであればお願いいたします。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 水田議員の再質問にお答えをいたします。 議員お示しのとおり、松山市は支給していると伺っておりますけれども、他市の判断内容等につきましては、お答えする立場にございませんので、差し控えさせていただきます。 本市におきましては、本事業において国庫補助金を受領し実施しておりますことから、厳しい財政状況等を踏まえ、その手法は国の指針に沿い、また県の指導をいただいて適切に実施しているものと認識をしております。今後も同様に国、県の補助事業について、国の指針に沿い、また県の指導をいただいて実施してまいりたいと考えておりますけれども、議員御要望の趣旨も十分理解いたしますので、引き続き国、県また近隣市町の動向等について注視し、制度改正がなされるなど、必要に応じた検討を加えてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(正岡千博君) それでは、4問目に入ってください。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) コロナウイルスだけとは言えませんけれども、特にコロナウイルスでいろんな意味で生活が厳しくなっている、こういう状況下で、生活の収入が減って生活が苦しいと、何とかしてほしいという方が増えているのではなかろうかと、他市や他県のいろんな情報で思うわけですけれど、本市はどうなのかなと思ってこの質問を思い立っております。 ほんで、あまり横文字使いたくないんですけれどもが、世間一般に言うライフライン、いわゆる水道とか電気とかガスとかについて、お金がなくなると、そういったところから止まるんでありますけれども、特にこの中で一番市が関連しておりますのは水道代です。水道代もかつて私が聞いたところでは、相当古い時代では、水道代で何十万円もためる人もおったようでございますので、そういうことに関しましては、水道を止めると。何十万円じゃなくっても止めてると思うんですけども、そういう水道を止めるということで、本当に払う金があるのに払わない人、払うお金がないので払わない人、2種類あると思うんですけども、そういう払う金がないので払わなくって、水さえ飲めないというような人が仮におるとするならば、そういう人に対しては、温かい手を差し伸べる必要があるだろうと思うんです。同様に電気やガスについても同じでしょうけどが、世間一般で言うガスの場合には、普通都市ガスなんかのことをよく言われるんですね、公共の場合もありますから。でも本市の場合は、プロパンガスということで、いわゆる民営のプロパンガスの販売店が関係してるので、電気とガスに関しては、民営の関係で、そういう情報が入ることは難しかろうとは思いますけれども、こういったなくてならない、ないと生活ができない、こういった情報は、そういう生活保護等を管轄している部署にいち早く情報が入れば、そういう人たちの生活の支援にもつながるのじゃなかろうかというふうに考えますので、電気・ガスについては、何らかの方法はあるのかどうか、情報入手は。水道に関しまして、もう既にしているだろうとは思うんですけれども、水道課との連携を密にして、水道代も払えないほど貧しい方の情報把握に努めていただきたい、そういうことで、それが生活保護だけとは断じ得ませんけれども、生活保護等につなぐことによって、生活支援再建につなげていってほしいと思います。そういうことで、生活保護等に関する数字も今日の状況下で、世間一般では増えているようなことも聞くんですが、本市においては、こういう生活の苦しさが生活保護の増加にもしつながっているようなことがあれば大変なことでありますので、その辺りを御存じであれば、お教えいただいたらと。 それと次に、2点目では、公営住宅の保証人の問題については、かつてから問題にはなっとったわけですけれども、最近、全国各地で公営住宅の保証人制度を撤廃するという方向が次々と生まれつつあります。そういう中で、本市においては、この制度はまだ生きているとは思うんですけれどもが、あるんだったら、多分何百万円あったと思うんですけど、何百万円もためている公営住宅の家賃を保証人から取ればいいわけでしょう。取れないということは、保証人制度の意味が全くないわけですから、取らない保証人というのは、必要ないわけであります。ということで、本当は、そういう理由で私は保証人制度をどけと言ってるんじゃないんですけれども、しかし無意味な保証人制度は必要ないと。 それと、保証人制度に関しましては、だから本当に生活に困っている苦しい人には、そういう保証人になってくれるような、いわゆる金銭的なバックアップをしてくれるような人は、そうでない人に比べてやっぱり少ないわけですよ、しんどい人は。だから、そういう人こそ保証人は免除してあげるべきではなかろうかというふうに考えますので、保証人制度を今後、存続するのかやめていくのかについての一考を願いたいということでこの質問をしております。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 生活困窮者対策に関連して2点の御質問をいただきました。私から、1点目のライフライン事業者等との連携について答弁申し上げます。 生活困窮者把握のための関係機関との連携強化等につきましては、厚生労働省より情報の共有や見守り体制の構築に努め、福祉部局に必要な情報が適切に集約される体制を構築するよう通知されております。これを受け、本市におきましては、民生委員や高齢者見守り員、区長などと連携し、見守り体制の構築に努めてまいりましたが、議員御提案のライフライン事業者との連携につきましては、現在のところ行っておりません。 ただ他市町において、検針や機器交換時の状況などから生活困窮が疑われる場合は、行政へ連絡する体制が構築されている事例もあるやに伺っております。このような先進事例における電気・ガス事業者においては、協定等が必要になる場合があると認識しておりますので、そのことも含め調査するとともに、まずは水道課との円滑な連携を図るための方策について研究を進めるなど、速やかに生活困窮者自立支援制度に結びつけられる仕組みについて検討を加えてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) 生活困窮者対策に関連して、2点目の質問に私から答弁をいたします。 市営住宅入居手続時における保証人は1名としておりますが、市営住宅管理条例第10条第3項で、市長は特別の事情があると認める者に対しては、第1項第1号の規定による請書に保証人の連署を必要としないこととすることができると規定しております。 したがいまして、必ずしも生活弱者を追い詰めているというわけではございません。すなわち、弾力的に、また入居者に寄り添った運用をしているものですので、事例によって保証人が見つからない場合においても入居を拒むことはありませんので、当面は現在の条例により管理をしてまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) 私、再質問で、要望というのは大嫌いなんで、本来的に一般質問で要望することを私自身認めてないんですけれども、2番目の保証人制度に関しては、そういった制度が実態的に成立していると、私のした質問が成り立っているということをもって、この質問はほぼ認められたというふうに勝手な理解をしておりますけど、今後、その実態に伴ったような──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──制度が一日も早くできるように今後努力をしていただきたいと思うんですが、それについての努力を、部長もう一回お願いできますか、そういう方向でやっていただけるかどうか。 ○議長(正岡千博君) 1点だけですね。            〔19番水田恒二議員「うん」と呼ぶ〕 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) 水田議員の再質問に答弁をいたします。 議員御指摘のとおり、身寄りのない独り暮らしの高齢者が増加傾向にございまして、その方には知人が少なく、保証人を探すにも難渋されておられることから、住まいの確保が最大のセーフティーネットであることも考えまして、入居しやすいことを最優先にするために、他市の状況等を注視しながら、保証人を廃止することも念頭に入れて検討をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(正岡千博君) よろしいですか。            〔19番水田恒二議員「はい」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) 5問目に入る前に、ちょっとお渡しする物があるようですから、暫時休憩いたします。            午前10時47分 休憩       ───────────────────────            午前10時47分 再開 ○議長(正岡千博君) 再開いたします。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) この点については、成人式の件と敬老会の件、2点についてお伺いいたします。 公職選挙法が変わって、現在18歳以上の方も投票に行けるようになりました。そういうことで、成人式というのが、今日本国家の下では、18歳として認めているわけでありますけれども、今後とも成人式は今までの20歳でいくのか、もしくは公職選挙法の改正によって18歳でやるのか。八幡浜市では、今までどおり20歳ということが新聞報道ではされております。ほかについての報道は、まだ聞いてないので分かりませんけれども、本市はどうされるのかなという点が1番目であります。 次、2番目です。 敬老会への招待についてお伺いいたします。 敬老会の話ですが、成人式の話から申し上げます。 かつて私が二十歳の頃、50年前ですけれども、その頃は1月1日生まれから12月31日まで歴年式と言いまして、いわゆる同級生全員が呼ばれるわけじゃないんです。だから、4月2日から12月31日までの子と1月1日生まれから4月1日生まれまでの、いわゆる昔風に言うと七つ行きの子ということで、全体の4分の1の子どもは、同級生の中でも来てない、もしくは自分たちと上の学年だった人らが4分の1が一緒に参加してたわけです。だから、まだ4分の3のほうのグループはいいんですけれども、4分の1のほうのグループに関しましては、非常に行っても知り合い、友達、同級生が少ないということで、1992年3月議会、だから今から38年前ですか、に質問したところ、翌年1993年1月の成人式から、水田議員の言うとおりじゃのうということで、当時の岡本市長が英断してくださいまして、4月2日から翌年の4月1日までの同級生が初めて認められたということで、そのときに。以降いろいろ改善点はありましたけれども、本日の話題とは違いますので、この点だけの御報告に努めておきます。 そういうことで、敬老会に招待される場合に毎年のように一定年齢になると、今年も来年も次もなりますので、一般的にはあまり関係ないようでありますけど、要するに最初の年、呼ばれ始める最初の年が、通常世間で言われているのが、数えの75になったら呼ばれるんよというふうに普通言われております。ということは、その呼ばれ方は、私の勝手な想像ですけど、かつての成人式と同じように、ある年の1月1日から12月31日までの人を呼ぶのであって、同級生で呼ぶのではないというふうに理解してるんですが、その辺りのやり方はどうなっているのか。できれば、最初に呼ばれる年は、同級生が、おっおまえも今年から行くんか、わしもほうよ。一緒にみんなで行こうぜというふうに、最初に呼ばれる年をそろえていただければいいなと思いますので、この点について、今年は目の前ですから難しいし、敬老会そのものも多分ないであろうから、要するに来年の話をしたら鬼が笑うかもしれませんけども、来年の敬老会からこういうふうな、ちょうど1年飛ぶから──〔一般質問終了1分前のブザーが鳴る〕──私は都合がいいんじゃないかと思いますけれども、敬老会に呼ぶのは、同級生そろうて呼んであげるようにすべきでなかろうかと考えておりますので、敬老会への招待の年齢といいますか、生まれた日といいますか、その辺りの統一を成人式と同様にそろえていただいたらというふうに考えます。よろしくお願いします。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 水田恒二議員より、成人式・敬老会の開催について問うとして、2点の御質問をいただきました。私からは、2点目の敬老会に招待される初年度の高齢者の誕生日について答弁を申し上げたいと存じますが、今の水田恒二議員の質問のそのフレーズを受けて、まず冒頭に、水田恒二議員のおっしゃるとおりでありますと申し添えておきますが、まず初めに、現在の敬老会の実施根拠を押さえておきたいと存じます。すなわち、伊予市敬老会実施事業費補助金交付要綱に基づく補助対象者は、当該年度の12月31日時点で、その時点において75歳以上の者とされておりますので、初年度の補助対象者は、当該年度の1月1日から12月31日までに生まれた方となります。 一方、敬老会に初めて招待する方の範囲は、広報区や広報委員区など、各敬老会の実施主体に委ねておりますけれども、独自の招待範囲をもって開催している地域もあると認識をいたしております。 また、議員御提案の成人式と同様の招待につきましては、敬老会は毎年継続して実施するため、少なくとも翌年には同級生との旧交を温めていけるのではないかと存じてもおるものであります。 しかしながら、同級生というなじみのあるくくりから、初回参加者の増加とその後の継続した参加にも期待ができますので、御提案を真摯に受け止めるものでございます。 なお、新型コロナウイルス感染症が終息し、敬老会も再開された際には、同級生のくくりで補助いたしたいと存じております。 以上、答弁といたします。 ◎教育委員会事務局長(佐々木正孝君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐々木教育委員会事務局長教育委員会事務局長(佐々木正孝君) それでは、私からは、1点目の成人式に御案内する年齢について答弁申し上げます。 御案内のとおり、18歳が成人となる改正民法が施行されるのは、2022年度からでありますが、成人を祝うイベントについては、これまでと同様に20歳とする考えであります。その理由といたしましては、18歳での式典開催は、参加者の多くが大学受験または就職といった人生の選択を迫られる極めて多忙な時期であり、式典への参加者本人だけではなく、家族も含めて落ち着いた環境で成人を祝うことは困難であると考えられるからであります。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員、残り時間37秒です。 ◆19番(水田恒二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員 ◆19番(水田恒二君) 市長の答弁で、現時点においてはこれが最高なんだろうなと思いますけれども、まず敬老会は、今年あるのかないのか、もう決まってますよね。多分ないというふうに理解しとるんで、それでええならば、言われたような条件下で、もう一回、年度途中であるのかどうなのか、その可能性は私はないと思うとんですけど、そういうことによってこの内容は来年から実現するというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 水田議員の再々ですか、質問にお答えをいたしますが、今私が申し上げたとおりで、新型コロナウイルス感染症の終息後に敬老会が再開された際には、だから、今年度は恐らく各エリア、私は敬老会は中止になるであろうと存じてもおります。南伊予、私のエリアに関しては、もう中止ということが決まっておりますけれども、来年度そういったことで、3密も回避しながら敬老会ができるということであれば、同級生のくくりで御案内をして、それに対しての補助もしていくという答弁をいたしました。 以上でございます。 ○議長(正岡千博君) 水田恒二議員一般質問は終わりました。お疲れでした。            〔19番水田恒二議員「どうもありがとうございました」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) ここで休憩をいたします。            午前10時57分 休憩       ───────────────────────            午前11時07分 再開 ○議長(正岡千博君) 再開いたします。 続いて、平岡清樹議員、御登壇願います。            〔5番 平岡清樹君 登壇〕 ◆5番(平岡清樹君) 議席番号5番、伊予夢創会の平岡清樹です。 議長に許可をいただきましたので、発言通告書に沿って一般質問をしたいと思います。 まず、1問目は、市長の政治姿勢についてです。 武智市長の2期目の最後の年となった2020年度、その今年度は、新型コロナウイルスが猛威を振るい、オリンピックが延期となり、半年が過ぎましたが、いまだに新規感染者が後を絶ちません。中には、ただのインフルエンザだとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私は、自身が感染したらどういう行動をするかと、自分事に置き換えると、そうは思いません。現在も感染拡大が収まらず、今年は新型コロナウイルスに始まって、このままコロナウイルスで1年が終わる可能性も出てきました。伊予市民の感染者は、今のところ出ていませんが、誰がいつ感染するか分からない状況の中、感染防止対策と経済活動との両立を実行する上で、任期残り数か月を今後どのような姿勢で行政経営を行い、政治手腕を発揮するのか、お伺いいたします。 そこで、2点の質問をいたします。 1つ目は、過去に経験をしたことがない新型コロナウイルス対策が、今まで普通の暮らしをしてきた私たちに脅威を与えています。飲食や観光・交通・イベント業などをはじめとして、対面販売している小売販売業なども経営に深刻な影響を受けている業種は多岐にわたります。伊予市で経営をされている事業者様は、伊予市に税金を納めていただいている大事なお得意様です。市内事業者の中には、いまだに売上げが昨年の90%減の事業者もあります。その方々が、今苦境に立たされている中、伊予市でも愛媛県が支給決定している事業者に上乗せを行う新型コロナウイルス感染症対策推進事業者協力金、新型コロナ感染症対策新ビジネス展開協力金を支給していますが、これらの進捗状況を詳しくお示しください。 また、これら以外の伊予市独自のバックアップ、支援策について、特に今回影となっている対面型小売販売業などへの細かい支援など、これからの展開を含めお聞かせください。我が市にとって事業者様は、まちの光です。市内から一つでも光がなくなることは、可能な限り避けなければなりません。よろしくお願いします。 2つ目は、昨年頃から、市長がよく元気でよく顔が見えるようになったという声を市民の方からお伺いすることが増えました。それは、私個人としては、政策面でも体調面でも充実していると思われるので、非常によいことだと思っています。そのような話の中で、市長の口から、南伊予駅に展望台建設の話を聞いたという相談がありました。それについて市長の御所見をお聞かせください。 また、市長の一丁目一番地である「動けば変わる、伊予市の未来を」掲げていますが、今後どのような政治姿勢で市民・市役所のリーダーとして伊予市という船を進めるのか、具体的な目標、実現したい政策、子どもたちに今よりももっとよい伊予市を残すためのビジョンをお示しください。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 平岡清樹議員より、私の政治姿勢について2点の御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。 1点目の愛媛県が支給する協力金の上乗せ事業の進捗状況とこれら以外の市独自支援策につきまして、伊予市では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への支援策として、自主的に3密をつくらない取組を推進継続することにより、愛媛県から協力金を受け取った事業者に5万円の上乗せ支給を行っており、これまで127件の支給実績がございます。 また、テークアウト、デリバリーなど、新たなビジネス展開に取り組むことにより、愛媛県から協力金を受け取った事業者に対し、10万円を上乗せ支給する事業については、82件の支給実績がございます。このたびの補正予算にも同様の上乗せ支給の事業を提案をいたしており、多くの事業者に御利用いただけるものと考えてもおります。 伊予市独自の支援策については、小売業を含めた幅広い業態の事業者を対象とした中小企業応援給付金支給事業をはじめ、事業継続の下支えを目的に様々な事業を実施・展開してまいります。今後とも伊予市のまちの光を絶やさないよう精力的に取り組んでまいりますので、平岡議員はもとより、議員各位におかれましても、一層の御高配を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、2点目の南伊予駅に展望台建設の件につきましては、昨日の森川建司議員の一般質問でも答弁申し上げましたが、本年2月2日に開催された車両基地・貨物駅等合同完成式典において、これらの施設を財産として捉え、周辺地域のさらなる活性化につながる施策として、中村時広愛媛県知事の御提案もあり、車両基地内にある転車台──ターンテーブルは、四国でも珍しく、鉄道ファンや小さなお子様が興味を持ち、多くの方が訪れていただけるのではないかという思いから、展望台の件につきまして、建設をしたい旨の発言をいたしました。あの場所は、伊予市の観光資源、強いて言えば、愛媛県の観光資源になるものだと私は認識をいたしております。もちろん、展望施設だけでは、地元経済の活性化にはつながらないため、将来的には、南伊予駅周辺に地元の農産物等を使用した飲食物の提供や販売などを行う産直市などを計画し、経済の活性化を図りたいと、今は夢物語かもしれませんが、私は真剣に考えております。この計画の実現は、5年先あるいは10年先になるやもしれませんけれども、南伊予地域、強いては伊予市全体の活性化の一助になるよう検討を進めてまいりたいと存じてもおります。したがいまして、今回の展望施設建設は、この構想の第一歩であると御認識いただければ幸いにも存じます。 次に、子どもたちに今よりももっとよい伊予市を残すためのビジョンとの御発言、まさに時宜を得たというか、タイムリーな質問であろうと存じます。 2015年平成27年の国連サミットにおいて、地球上の誰一人として取り残さないとの思いからSDGs──持続可能な開発目標を掲げ、現在の世界、この地球という星をよりよいものにしていくために2030年令和12年までにそれぞれの世界の団体が実現可能な課題を取上げ、解決し、目標を達成していくために作られたものであるのは、御案内のとおりであります。本市では、第2次伊予市総合計画を2016年平成28年に策定し、本年が5年目、ちょうど折り返しの年を迎えております。現在、庁内外の審議の場を設け、市民からも意見を求める準備を進めております。さきのSDGsの考えも取り入れ、伊予市の未来像を改めて検証した上で、次年度から伊予市総合計画後期計画を展開していく所存でもございます。議員各位の御理解、御協力を賜りたいと存じます。もちろん平岡議員におかれましても、車両基地周辺の整備について、また市が率先して取り組んでいるSDGsについても、大所高所からの御高配を今後ともさらに賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(正岡千博君) 再質問。 ◆5番(平岡清樹君) 議長 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員 ◆5番(平岡清樹君) 丁寧な御答弁、誠にありがとうございました。 1問目についてですが、本当に苦しんでいる事業者様、たくさんいらっしゃいます。私が知ってるだけでも、本当に今節約をして生活をされている方、本当困っている方が多くて、実際まちを歩いてみるとよく分かるのですが、結構大変な思いをされています。今回、約5億3,000万円の予算、いろんなことにもう既に決まっていますが、これはあくまでも予算ですので、その予算の使い切りを目指していただきたいというのが一つ。予算だから余ってしまうということがあれば、アイデアを生かして、様々な伊予市独自の、他市にはない切れ目のない支給制度を考案していってほしいと思うのですが、その辺りのことをまず質問したいと思います。 そして、2つ目の市長の展望台の内容ですが、私は、政治に夢や希望は必要だと思います。ただ私たち議員、そしてここにいる皆さんは、ある意味安定した収入が保障されているかもしれません。しかし、民間の皆さんは、中には自分の収入がゼロになって、抱え切れないほどの借金を抱えて、途方もない状態で先が見えない、コロナの終息がいつ終わるか分からない状況の中で不安を抱えている市民、あしたの御飯が食べれるかどうか分からないと言ってた方々の声がありますので、とにかくその人たちが、今まで伊予市に多くの税金を納めてきた方々が今不況にあえいでいます。今こそ苦しんでる市民の皆さんに寄り添って、市役所と議会が本当の意味で両輪になって市民を支えて、そして乗り越えていくことが、私はまず第一に求められていると思っています。先ほども言いましたけど、政治に夢や希望は絶対に必要です。ただその時期を見誤らず、慎重で丁寧な説明をしなければ、この市長の思いは、多くの市民に伝わり切れないと思っています。3万6,000人以上の市民がいる、そして市役所職員のトップとして、これからも品位があり、すばらしいリーダーシップを発揮していただけるように期待しています。 私からは、以上です。 ○議長(正岡千博君) 質問ですね、2問目も。            〔5番平岡清樹議員「はい」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) 2問、質問がありました。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 平岡清樹議員の再質問、今後の施策に関しまして具体例がもしあれば小笠原課長のほうから説明は後で差し上げます。 今るる平岡議員が言われたこと、ごもっともだし、そのとおりだと思ってます。本当に伊予市の事業者は、我々の希望でもあり、そして雇用の継続を図るためにも絶対的に必要な存在。その存在が今困窮しておる。昨日も森川議員だったかな、の質問で、私答えましたけれども、もう5月あたりから昼飯は商店街へ出て食べてます。微々たるお金でありますけれども、自分なりに回していこうという思いで動いております。その中で1点例えばの話、伊予市がブランド認定をした品物が今二十数種類、7種類だったかな、あるわけでございますけれども、そういったものをしっかりと伊予市がコマーシャルをしていく。そのことによってそのものを作っている企業さんの収入が1円でも上がる。1円でも上がれば、税収も1円増える。その1円を市民に還元できると、そういった思いは、やはり伊予市において税収という大きな枠組みの財源の中でそういった浄財を納めていただいている企業を守らなくてはいけないという思いは、平岡議員と同様に私も思っております。今後、今言われた予算化した部分で、お金が万が一余ることがあれば、伊予市独自の施策も考えて使い切ってくれと、まさにおっしゃるとおりだと思ってます。そういったことも含めて今後展開をして、今3万6,500人ほどの人口になりました。恐らくあと15年の歳月を踏めば、もしかしたら3万人を切ってしまうかもしれない。しかしながら、その伊予市という自治体が未来につながっていくためには、今がターニングポイントだと認識をしておりますので、我々ができる範囲のことを職員一丸となって、総動員をして対処してまいりますので、今後とも御高配をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(正岡千博君) 2点目はよろしいですか、市長。 ◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男君) 議長 ○議長(正岡千博君) 小笠原経済雇用戦略課長 ◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男君) それでは、平岡議員の再質問について、私のほうから補足を行いたいと思います。 このたびの補正予算の私どもの目玉と考えておりますのが、中小企業応援給付金支給事業でございます。こちらは、対面型小売業も当然でございますが、幅広い業種を対象としております。国の持続化給付金を受けていない中小企業等に対しまして、市独自の応援給付金を交付するもので、事業対象としましては、売上高が前年同月比1か月で30%以上、連続する2か月合計であれば20%以上減少したもので、支給想定は、法人が一律40万円で100件、個人事業主が一律20万円で200件を考えているところでございます。 その他1次配分、2次配分の交付金を活用し、当課で申しますと、事業者支援が約30の事業2億円を超えております。これら当然予算計上をしておりますので、できるだけ使い切りたいと考えておりまして、どうしても事業の中で想定を超える利用があるもの、また利用が少ないものがあると思いますけれども、こちらにつきましては、県、国とも調整を図りながら、できるだけ足らないところに充当をするような形で、できるだけ有効に活用してまいりたいと考えております。 また、今回昨日も御説明申し上げましたが、飲食店プレミアム付商品券発行事業、また市内宿泊施設利用促進事業など、反転攻勢策、景気浮揚策も併せて実施することといたしまして、市内各所へ誘客すること、また経済を回復することで、市民を含め伊予市全体を盛り上げてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(正岡千博君) 再々質問。 ◆5番(平岡清樹君) 議長 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員 ◆5番(平岡清樹君) 先ほどの小笠原さんの答弁の中で、100件、200件というのがあったんですが、市長の答弁の中で127件の支給実績とか、82件の支給実績っていうことになってるので、この数字をもっと上げれるように、鋭意努力はしていただいてると思うんですが、ここでさらに念押しをお願いしておきたいと思います。これはもう要望で結構です。 そして、市長のビジョンですが、とにかく今まだ具体的にもっと私なってほしい。なってからでないと市民が動揺しています、一部の市民が。その動揺が私のところに来ました。やはりしっかりと組み立てて、今回愛媛県知事がジップラインを発表しましたけども、ほぼほぼいろんな構想で、組立てが上がった状態での発表という形に、私はこれからは期待したいと思っています。これも要望でございます。よろしくお願いします。 ○議長(正岡千博君) それでは、2問目に移ってください。 ◆5番(平岡清樹君) 議長 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員 ◆5番(平岡清樹君) 2問目は、高齢者の活躍できる場について質問させていただきます。 令和元年12月に厚生労働省が、「生涯現役促進地域連携事業の御案内・地域が一丸となって高齢者に新たな活躍の場を!!」を発表しました。その内容によると、日本の人口が減少するとともに、生産年齢の人口も減少し、高齢化率は上昇するという予想がされておりました。そのような中で平成30年度版高齢者白書によると、高齢者の労働力人口は、60から64歳で2000年では426万人が2017年では536万人に、65歳から69歳は265万人から454万人へ、そして70歳以上が229万人から367万人に増加しています。高齢者の就業率も60歳から64歳で66.2%、65歳から69歳は44.3%、完全失業率は、60歳から64歳では2.8%、65歳以上は1.8%でした。このことからいえるのは、65歳以上の完全失業率が低いことがうかがえ、就職を希望する人は、かなりの割合で就業できることが分かります。ただ現実は、高齢者の7割近くが65歳を過ぎても働きたいと思っているのに、実際働いている人は、2割にとどまっています。 伊予市に目を向けてみましょう。私が平成25年に初当選させていただいてから7年半が来ようとしています。その間にも人口減少は、私の想像を超えるスピードで進み、25年度の人口約3万8,735人が、令和元年度の人口では3万6,763人へと2,000人もの人口減少している事実があります。当然高齢化率も上昇し、令和2年のデータでは、伊予市の65歳以上の高齢化率は33.14%ということです。 しかし、今の高齢者は元気です。知識も礼儀も技術も蓄積された様々なノウハウを持っている方が多くいらっしゃいます。そこで、高齢者が生き生きと働き、伊予市の経済の支えになり、社会に貢献しながらも楽しく収入が獲得できるシステムを構築できるよう、私から4つの提案をしたいと思います。 1つ、高齢者が元気で生き生きと働くことに理解があり、率先して事業を起こし、協力していただける企業の募集と職場見学、就労体験。2つ目、気軽に相談ができる高齢者就業相談窓口の設置。3番目、高齢者と企業の雇用促進就職面接会。4つ目、高齢者とIT企業で高齢者の働きがいを求め、全国拡散販売窓口の設置。1から3は伊予市内の各企業に打診を行い、元気で働く意欲のある高齢者の就業を推進し、企業・高齢者・伊予市がともに三方よしとなる提案です。4は、若者の知恵を募り、伊予市の中で高齢者が作った物、家にある不要物、収穫した物などをITを使って自社ホームページ、ヤフーオークション、メルカリ等で全国に拡販販売を試みるのです。ネットの通信販売市場規模は、2019年に19兆円とも言われています。2020年はコロナの影響でさらに伸びて、20兆円を大きく超えてくることは間違いないでしょう。ネットは、敷居が高いと思っている高齢者の方々のサポート役として、売れるものと売れないものを選別したり、代理出品をしたり、発送をしてくれる企業や団体を募るのです。あくまでも私からの提案ですので、これ以外のことでも結構です。元気な高齢者を社会に貢献しながら収入を得られるシステムを考え、計画していただけないでしょうか、御検討をお願いいたします。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 高齢者の活躍できる場について4点の御提案をいただきました。 まず、1点目から3点目について一括して答弁申し上げます。 厚生労働省では、少子・高齢化が進展する中、健康で意欲・能力がある限り年齢に関わりなく働き続けることができる生涯現役社会の実現に向けた取組を進めております。既に高年齢者等の雇用の安定等に関する法律において、企業に対し、65歳までの高年齢者について雇用確保に向けた措置を講じることが義務づけられ、高齢者の雇用の機会は、一定確保されている中で、企業を退職した65歳以降の高齢者の多様な就業機会の確保が今後の課題となっております。 議員御提案の生涯現役促進地域連携事業につきましては、先駆的なモデル地域として、5月現在、全国75地域で事業が実施されておりますが、愛媛県においてより広域的な見地から、愛媛県生涯現役促進地域連携事業推進協議会を平成30年7月に立ち上げ、協力企業の募集、就職面談会、面接会の開催など、事業を実施しているところであります。今後、高齢者の雇用・就業促進は、重要な課題と認識しておりますが、幅広い就労の選択肢を得るためには、市域に限らず、近隣市町を含めた広域での連携が不可欠であり、そのため本市におきましても、必要に応じて本事業について情報提供を行ってまいりたいと考えております。 次に、4点目のITを活用した全国への販売拡大につきまして、高齢者の産直品や不要物など、インターネットを介した出品により、その需要マッチングは有効な手段と考えられます。 しかしながら、議員御指摘のとおり、高齢者にとってインターネットは敷居が高く、またトラブルに巻き込まれる心配も懸念されるため、安全なシステム構築と周知が必要と認識しております。本事業は、既に多くの民間企業が参入しておりますので、今後ノウハウのある企業・団体との連携も視野に入れ、安心して高齢者の収入につながる方策を調査研究してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員、再質問。
    ◆5番(平岡清樹君) 議長 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員 ◆5番(平岡清樹君) 御答弁ありがとうございました。 まず、これは愛媛県においてやっているっていう意味ではなくて、私は伊予市でやってほしいっていう意味で先ほど申し上げたつもりだったんですが、愛媛県でやっていることに乗るといっても、なかなか情報であったりとか、そういうのを知り得る方法がない。それの手助けをするというのが、私の提案した内容であります。逆に、伊予市の高齢者の方で、今働き口がなくて働きたいと思っている方がどれぐらいいるかっていうことをまず調べていただきたいということは可能かどうかっていうことについて、まずお伺いしたいということが1つ。 そして、その方々から、例えばどういうところで働きたいとか、そういうアンケート的なものが取れるかどうか。というのが、結構いろんな方がまだまだ働けると思って、私みたいなところでも問い合わせてまいりますので、伊予市役所においては、かなりの情報があるんじゃないかと私は思っています。それがやってないからやってないで流されてしまって帰ってきているということも伺ってますので、できればシルバー人材センターだけではなくて、こういう民間を利用したりとか、伊予市がその窓口となってやれるかどうか、この2点。 そして、私この4問目については、そら簡単に「はい、はい」というてできることではないというのは重々承知しております。高齢者にとってインターネットの敷居が高く、これを補助する企業を用意して、例えばこのコップ1つが1万円だとすると、手数料で20%はいただきますよというのを前提で代理出品をするという内容であります。これはインターネットだけでなくて、それを直接販売してたりしているところもあったり、作ったものを。今回のマスクなんかでも、私作ろうと思ったんですけど、作っていただいて直接販売したりインターネットで売ったりとかして大きな利益を上げている地域もありましたので、ぜひすぐではなくても前向きに検討していただいたらと思います。最初の2問だけ、よろしくお願いします。 ○議長(正岡千博君) 最初の2問でよろしいですね。            〔5番平岡清樹議員「はい」と呼ぶ〕 ◎長寿介護課長(室潤子君) 議長 ○議長(正岡千博君) 室長寿介護課長長寿介護課長(室潤子君) それでは、ただいまの再質問にお答えさせていただいたらと思います。 伊予市でということでございましたが、議員さんのお話の中にもありましたように、伊予市では、シルバー人材センターのほうで高齢者の就業確保について積極的に活動していただいております。まさに議員さんの御指摘の事業を展開しておりますので、その中でさらに強化していくような形で働きかけていきたいと思っております。その中で、アンケートの実施の可能性についても相談してみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 平岡議員さん、インターネットの件について、私のほうから答弁させていただきます。 議員御提案のとおり、ネット販売等により、現在スマートフォン等があれば、誰でも簡単に商品を売ったり買ったりできますけれども、特に売る場合には、相応のノウハウが必要で、トラブル対応を含め、高齢者には先ほど申しましたように、敷居が高いというふうに考えておるところでございます。 そこで、大前提でございますけれども、品質や数、継続性等が確保されれば、手数料は発生するものの、やはり信頼される代行業者や産直市のネット活用等で安心した取引が可能となるのではないかというふうに考えておるところでございます。そういった面を含めまして、高齢者の要望に応じまして、先ほど課長のほうが答弁いたしましたとおり、高齢者の要望に応じて、引き続き適切な方策を調査研究してまいりたいというふうに考えておるところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(正岡千博君) 再々質問。 ◆5番(平岡清樹君) 議長 ○議長(正岡千博君) 平岡清樹議員 ◆5番(平岡清樹君) 皆さんも御存じだとは思うんですが、思ってもないような金額で物が売れたりとかする時代でございます。自分は不要であっても、そういうものが売れたりもしますし、働きたいと思っている方の高齢者がかなりいるっていうことも、十分今回分かっていただいたと思いますので、ぜひ前向きに検討していただいたらと思います。 以上でございます。一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(正岡千博君) どうもお疲れでした。 川口議員に移りたいんですが、ちょっと消毒をさせていただき、暫時休憩いたします。            午前11時41分 休憩       ───────────────────────            午前11時42分 再開 ○議長(正岡千博君) 再開いたします。 続いて、川口和代議員、御登壇願います。            〔3番 川口和代君 登壇〕 ◆3番(川口和代君) 議席番号3番、川口和代です。 議長の許可をいただき、通告書に沿って4問の一般質問を行います。御答弁よろしくお願いいたします。 いつものようにここで一句、「伊予市愛、ウィズコロナで試される」、「伊予市愛、ウィズコロナで試される」 1番に入ります。 ごみ袋とレジ袋の提案についてと題しまして、7月1日からレジ袋が有料化になり、マイエコバッグや以前のレジ袋を持参して買物に出かけています。家にストックしていたレジ袋が不足して、レジ袋を購入しているという声を聞きます。市としてもごみ袋やレジ袋について考えるときではないでしょうか。 (1)可燃ごみ袋の素材やサイズについてです。 他市では、市指定ごみ袋を環境に配慮した植物由来のポリエチレン配合の袋に変更したり、カラスシャットアウト塗料を使用している袋に変更したりしているようです。そして、独り暮らしや高齢者世帯に向けて10リットルサイズのごみ袋を採用している自治体もあるようです。伊予市でも見直す時期ではないでしょうか。 (2)市指定の可燃ごみ袋をレジ袋に。 ごみにならないレジ袋ということで、埼玉県北本市が、市指定20リットル可燃ごみ袋を市指定レジ袋として売り出したというニュースを見ました。伊予市も20リットルの可燃ごみ袋をレジ袋として使うことを推奨してはどうでしょう。繰り返しレジ袋としてリユースして、最終的に可燃ごみ袋として使用します。デザインをおしゃれにして、レジで1枚から購入できるようにします。ごみ出しに直接使える袋を利用することで、レジ袋の総量を抑えてプラスチックごみの削減が期待できるのではないでしょうか。そして、ごみ箱の内側に入れる袋としてもレジ袋をやめて、紙袋や新聞紙利用を呼びかけたいものです。 (3)不燃ごみ袋について。 今までプラごみやペットボトル、缶類、瓶類などを出すにもレジ袋を利用していたので困っています。市指定不燃ごみ袋を作り販売し、その収益をリサイクル料に使ってはどうでしょう。 以上、3点についてよろしくお願いいたします。 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) ごみ袋とレジ袋の提案について3点の御質問に私から答弁いたします。 1点目の可燃ごみ袋の素材やサイズの見直しについての御提案でございますが、本市の指定袋の素材におきましては、ポリエチレン製を使用しておりまして、議員御指摘の植物由来のポリエチレン配合製品、カラスシャットアウト塗料製品、ダイオキシンの生成抑制製品、悪臭を抑制する製品等多数ございますので、今後各メーカーからサンプル等の提出・説明を求め、その効果を検証するとともに、コスト等を含め検討してまいりたいと存じます。 また、極小サイズのごみ袋の導入につきましても調査研究し、需要の検証、コスト等を含め検討してまいりたいと存じます。 2点目の指定ごみ袋をレジ袋にでありますが、20リットルの指定ごみ袋、通常10枚セット200円で販売しているところを1枚ずつ販売し、商品を持ち帰る買物袋として使った後に、ごみ袋として再利用してもらうという御提案をいただきました。 まずは、スーパー、コンビニなどの小売店に対し、その是非の検討をいただくなど、必要性・実用性について検証を加えてみたいと存じます。 3点目の不燃ごみの有料化についてですが、現在燃えるごみを有料化し、一般廃棄物処理の手数料収入として、一般廃棄物の収集・運搬や処理費用に充てておりますことは、御案内のとおりであります。ごみ処理事業費は、毎年多額の経費を要しているものであり、その貴重な財源の確保から大変貴重な御提案であると存じます。 しかしながら、不燃ごみの有料化は、市民に対し、燃えるごみに加えて一層の負担を求めることになりますので、有料化導入につきましては、いま一度検討課題とさせていただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員、再質問。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 前向きな答えをありがとうございました。 1つ目の可燃ごみの素材と大きさについてですが、実は、環境保全課の課長に頼みまして、それを採用している市の物を取り寄せてみました。これが一番いいなと思ったんですが、これは岩手県の北上市っていうところのごみ袋で、植物由来で、プラスチックごみも利用して、カラスのシャットアウトの塗料を塗っているというものです。伊予市の物と比べると、ちょっとやっぱり中身が見えにくくなっているのかなと思いますし、これも同じですが、これはカラス塗料が塗ってないやつです。これは長門市の物です。こういうふうにいろんな市がいろいろと工夫してやってます。調べてる中で、実は大阪のある収集家が、100自治体のごみ袋を取り寄せて、それを「最高のごみ袋展」とかっていうので、岡山市の真庭市というところで、図書館でそういう展示会をしたっていうような記事を読みました。市民の方にそういう興味を持ってもらうためにも、そういうのをやってもいいかなというような気もしてますが、いろいろな市の事例も見まして、素材とか大きさについては、前向きによろしくお願いします。 それと、あと2番目の指定ごみ袋をレジ袋にっていうことですが、私自身がその案を考えてから、こういうふうに20リットルの伊予市のごみ袋を折りましてバッグに入れてます。何回も買物に行くたびにちょっと恥ずかしかったんですが、最初は町家で広げて買物をしました。また、使って終わったら畳んでバッグに入れるということを繰り返しても、結構この素材でも大丈夫です、これ2週間ぐらい使ってますが。そういう実験も私自身してますので、前向きによろしくお願いします。それはもう要望で結構です。 ○議長(正岡千博君) それぞれ要望でよろしいですか。            〔3番川口和代議員「はい」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) それでは、2つ目の質問に移ってください。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 2番、防災教育についてと題しまして、去年の伊予市広報紙11月号に、伊予消防職員意見発表会で、伊予消防署の消防士Yさんが、ファミリー防災セミナーの提案をして最優秀賞を受賞し、県の意見発表に出場するという記事が出ていました。私は、ファミリー防災セミナーという言葉が気になり、今年になってその消防士Yさんに内容を尋ねてみました。その内容の概略を紹介いたします。 私には、妻と3歳と1歳の娘がいます。西日本豪雨災害の後、妻に、西日本豪雨のような災害が起きたら、子どもたちと避難できると尋ねたところ、子どもたちを連れて大雨の中逃げる自信ないし、いつ逃げたらいいか分からんと、不安げな返答でした。消防職員の家族ですら避難のタイミングを判断するのは困難である事実に、私は愕然としました。中略です。私たち家族のように災害時の行動に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。幼い子どもを持つ家庭を対象に、避難訓練や防災講習を家族で受講するファミリー防災セミナーを提案します。豪雨災害コース、南海トラフ地震に関するコース、住宅火災コースの3つのフェーズに分けて、家族で体験して学んでもらうのです。幼児健診や授業参観で行えば、より多くの人に周知が図れるのではないでしょうか。ファミリー防災セミナーを通して、家族一人一人が災害に応じた対策を立てることで、自分と家族の命を守ることができるのではないでしょうか、こういう内容でした。これを読んで感銘を受けました。行政と個人の家庭の取組が合わされば、備えの効果は大きくなります。 そこで、防災教育についての提案です。 (1)ファミリー防災セミナーについて。 消防士さんも市の職員さんも、災害時には家庭を置いて業務をしなければならない不安があると思います。様々な行事やイベントで、各世代の家族のファミリー防災セミナーの開催を提案いたします。 (2)市職員・議員の防災教育について。 緊急時の職員向けの対応マニュアルはあるでしょうが、避難所開設時に市職員さんの誰が配属されても困らないように、職員防災教育が必要ではないでしょうか。防災教育年間スケジュールを立て、職員全員が防災のスペシャリストになってほしいのです。避難所で人手が必要なときは、その地区の防災士さんや女性消防団さんにも協力依頼する組織づくりも必要なのではないでしょうか。そして、議員として私自身どう動けばいいのか、勉強していくべきだとも思っております。防災教育について、よろしくお願いいたします。 ○議長(正岡千博君) 答弁をいただきます。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 川口和代議員より、防災教育に関する2点の御質問に私のほうから御答弁申し上げます。 まず、1点目のファミリー防災セミナーにつきまして、その趣旨は議員により詳しく御紹介をいただいたところでありますけれども、その特徴は、幼児等のいる御家庭を対象にした家族ぐるみの防災啓発ということであろうと理解をいたしております。自らの命は自らが守る意識の醸成を進めている中で、家庭での防災対策が進む、また自助について深く意識づけをすることができるといった効果が期待でき、意義のある御提案と存じております。現在、自主防災活動のほか、市民グループや市の事業による講座などを通じて防災啓発が進められていると承知をいたしておりますけれども、家族ぐるみの参加を求める事業メニューを今後加えるなどの取組を提案してまいりたいと考えておりますし、またこれにより世代間の助け合いに発展をさせることができるものとも考えております。 また、取組に当たりましては、教育・福祉・保健部門・消防機関など、様々な関連部門との連携を見込んでいることを申し添えておきたいと存じております。 私自身、身の回りで起こる事故・事件、また自然災害等は、いずれ我が身という思いで取り組んでおります。その思いを持って自助の認識をさらに強めていきたいと存じておりますので、いずれにいたしましても、今回の御提案の趣旨を今後の参考にさせていただきたいと存じております。 次に、2点目の市職員及び議員への防災教育、特に職員への教育について申し上げます。 防災担当以外の職員を対象にした研修や訓練として、これまでに一般財団法人消防防災科学センターによる災害対策本部運営図上訓練と松山地方気象台による気象情報の利活用に関する研修を実施いたしました。 また、市主催の防災講習会などには職員の参加を求めて、防災に関する知見を深める機会をつくってまいりました。今年度は、東日本大震災の被災地で活動した経験を持つ防災関係者などを語り部として市町村に派遣する「災害伝承10年プロジェクト」を利用して、避難所運営に関する講習を国に申し込んでおります。 また、毎年実施している国、県、市町合同の災害対策本部運営訓練には、今年度も各課から選抜された職員で図上演習を行う予定でもございます。災害時の初動対応や応急対策、また避難所開設運営などについて職員を訓練していくことは、防災対策上の諸課題の一つと認識をいたしておりますので、引き続き多様な研修を実施してまいる所存であり、可能であれば、議員各位におかれましても、職員とともに受講などをしていただきたいと思っております。 また、避難所で人手が必要なときには、防災士や女性消防団員に協力を依頼する組織づくりも必要との御指摘もございましたが、マンパワーに余力があれば、そういった組織づくりもありかなとは存じておりますけれども、避難所の運営は、避難者による運営を原則としておりますので、地元自主防災会の役員など、もちろん防災士も含まれますけれども、まずもってこの方々を中心に住民で避難所運営をするものということで認識をしておりますので、御理解を賜りたく存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) ここで暫時休憩といたします。            午後0時00分 休憩       ───────────────────────            午後1時00分 再開 ○議長(正岡千博君) 再開いたします。 防災教育の市長答弁の後、再質問ございましたらお願いします。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 御答弁ありがとうございました。 4点ほど質問をいたします。 1点目ですが、市長の答弁の中に、2ページです。上から4行目、家族ぐるみの参加を求める事業メニューを加えるなどの取組を提案してまいりたいと考えますっていう答えがあったんですが、具体的にどういうことを考えてらっしゃるのか、あればそれをお教えください。 それと、2つ目ですが、私が読み上げました伊予消防署の消防士のYさんのような、そういう提案っていうのは、消防署だけのものであって、そういう伊予市の危機管理課とかと意見を合わせるというか、そういうシステムにはなってないのかって。実際、私は彼からの話を聞いたときに、あっいずれ伊予市にその意見が上がってくるのかなと思ったら、なかなか上がってこないのでY君に聞いたような事情だったので、その辺消防署と危機管理課のつながりっていうのはどうなっているのかっていうのが2点目です。 3点目です。3点目は、私が市職員も避難所において誰が配属されるか分からないから、防災教育をしっかりしてほしいっていうのを言ったのは、なぜこういうことを言ったかといいますと、7月の初めの豪雨のときに、デイサービスに行ってた女性の方が、デイサービスが終わった後、じゅらくのほうに避難をしたいという連絡をしたら、そこにいらっしゃった職員の方が、認知症があるのなら、受け入れることができないかもしれないので、危機管理課に問い合わせますて言って、危機管理課では判断できないんで、また長寿介護課に行きますっていう感じで、ちょっと言い方はおかしいですけど、ちょっとたらい回しにされた感がありまして、結局はショートステイに行ったというような事例がありました。なので、職員さんが、もし一回受け入れて、そこから判断してもよかったのかなって、そういう、誰が配属されるか分からないので、避難所には。その辺の教育をしっかりしてほしいということを言ったので、これから職員さんに対しての教育は具体的にどうふうにしていくかっていうのが3点目です。 4つ目です。4つ目、私自身も今年1月に、東日本大震災の災害の伝承語り部の方、草さんっていう方の講演を職員さんと一緒に聞きました。そのときに、やはり避難所運営においては、女性コーディネーターがとても大切だというのを聞かされましたとか、あと係員の人はビブスをちゃんと着用をして、その人は指示をしていいっていうような役割分担をちゃんとすべきだとかというようなことも教えていただきました。そういうことで、私が今回避難所においても、女性消防団員さんとか女性消防士さんのその方たち、地域に知った顔の人が指示をしてくれたらもっと安心して避難所が開設できるのかなっていう思いでこの質問をしましたので、その点について、4つになります。よろしくお願いします。 ◎危機管理課長(宮崎栄司君) 議長 ○議長(正岡千博君) 宮崎危機管理課長危機管理課長(宮崎栄司君) それでは、川口議員の再質問にお答えをいたします。 まず、1点目でございますけれども、家族ぐるみで学べる講座につきましてですけれども、確かにこれまでややもすれば少なかったかも分かりません。これにつきましては、やはり自分と家族を守るということは、防災においても最も大切な事項の一つであると考えておりますので、家族で受講できるような講座の内容につきましても、今後検討を進めていきたいというふうに考えています。 それから、2点目の伊予消防署の方のファミリー防災セミナーに関する作文でございますが、これにつきましても、確かに伊予消防から作文が応募をされていたのだと思うんですけれども、危機管理課のほうへは、その作文自体、上がってきておりません。こういったことにつきましても、市と消防一体のものですので、両者の連携につきましても、今後風通しがいいようなところで随時相談・協議をしてまいりたいというふうに思います。 それから、4点目ですけれども、語り部、避難所運営、それから女性消防団員の登用ですけれども、確かに議員おっしゃるとおり、避難所の運営におきまして、女性消防団員に活躍をしていただくということも大事で、人手不足というのも十分避難所では考えられますので、この辺りもどういった役割を担っていただけるのか、そういったことも踏まえて、また女性消防団員の方々にも研修等を受けていただければにつきましても、検討を進めてまいりたいというふうに思います。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 川口和代議員の再質問の中で、消防と危機管理の連携がどうなっているのかということでございます。 いろいろと去年の夏あたりに双海のシーサイドで事故があったりしたときの幾分連携も取れてなかったんで、それはもう完璧に是正をしたような形になってますけど、情報共有っていうのは、やはり伊予市と伊予消防等事務組合、これは本当に大事なことと思ってますし、それがまた、新たな市民に対する防災に関して、災害に対しての啓発活動になると存じておりますので、今後沖田消防長にもその旨伝えて、密にしていただきたいなと思ってます。 あと一点、じゅらくの件は、私のほうにも報告が上がっております。基本的にそのときに私が職員に言ったのは、やはり職員対応じゃなくして、施設のほうの対応に振ったと言うけれども、やはり最終責任は誰にあるのかということを明確にしないと、結局あの人に言ったのに、この人に言ったのにというふうになるから、そこの部分は行政としての職責上、やはりリーダーシップとして職員が持つべきじゃなかったのかなと、このようなことも伝えておりますので、御理解も賜りたいと思います。 最後の女性に関する枠、草さんに関しましては、宮城県、彼女の講演が終わった後、私五色姫海浜公園とか、いろいろと御案内をしました。その後、今もLINE友達で、いろんな情報が私のほうにも来ておりますけれども、やはり女性の視点で語り部というか、例の3・11の思いを語っていくのは非常に大事なことで、あれも消防庁のああいう補助を受けた位置づけで、伊予市はゼロ円で彼女を呼んでああいう講演ができた。前の新田君、そして今の宮崎君、すばらしいねということも言いましたけれども、やはり女性という位置づけの中で避難所等々、もろもろ伊予市の職員にも女性の職員、たくさんおります。そういった部分も含めて、今後女性消防のほう、大森さんが今消防長というか、一応リーダーやってますけど、彼女は彼女なりにまた忙しいと思うんで、女性の観点というのは、やはり女性は女性じゃないと分からないところも私はあると思ってますんで、今後どういった形で避難所で、避難してきた人とか、これから避難をしようとする人が、そういった不安を抱かないためにはどういった施策がいいのかということも鋭意研究をしてまいりたいと存じておりますので、今後ともさらなる御指導をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(正岡千博君) ②は答えましたかね。よろしいですか。再々質問。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) ありがとうございました。 2点だけよろしくお願いします。 家族ぐるみでファミリー防災セミナーを推奨していきたいっていう答弁はいただいたんですが、やはり具体的に幼児健診とか授業参観とかで、やっぱり家族で地震のときはどこに逃げようとかというて、各家族自体がそういう何か話合いができるようなものがあれば、もっと有効になるので、具体的に何でやりたいとかっていうのがあるといいなと思います。もうそれは要望でいいです。 それともう一つも要望ですが、今消防団の下にある女性消防団っていうのは、広報活動だけに割と特化してるんです。制服も頂いて作業服も持ってて、すごいすてきな団員たちがいるのに、そこをもっと地域に根差して避難所とかでも活躍できるようにしてほしいと思います。要望でよろしいです。 ○議長(正岡千博君) それぞれ要望ということでございます。 それでは、3つ目の質問に入ってください。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 3番、伊予市のファンを増やす作戦についてと題しまして、お盆前に伊予市のホームページに、伊予市より暑中お見舞い申し上げますという動画が流れました。コロナ禍の中、家族が帰省できない状況で、心に染みる内容でした。都会でその動画を見て、伊予市が恋しくなった人もいたようです。伊予市の関係人口を増やす作戦、ファンを増やす作戦を考えてみませんか。 (1)市への転入・転出時に。 知り合いの子が結婚を機に、生まれ育った町から都会に住民票を移すことになり、転出届を提出しました。そのとき書類と一緒に、〇〇町に住まわれていたあなたに、〇〇町を応援してほしいと書いたふるさと納税のチラシが入っていたそうです。 そこで、伊予市でも、縁あって転入してきた人には、温かい声かけや市を紹介するパンフレットやブランド認定品を紹介する。転勤や結婚などで転出する人には、これからも伊予市を応援してほしいというメッセージと一緒に、ふるさと納税のチラシを渡してはどうでしょう。そういうことの積み重ねが、伊予市のファンを増やすことになるのではないでしょうか。 (2)「ますます、いよし。ブランド」認定品について。 あまりにも伊予市のブランド認定品を知らない人が多過ぎます。議員、職員さん、市民の皆さんに「ますます、いよし。ブランド」認定品をお中元やお歳暮にも使ってもらえる工夫をしましょう。 (3)ふるさと納税について。 6月議会で、大野議員がコロナ対策の基金設立を訴え、森川議員が特別定額給付金を活用した寄附金の受付窓口設立を訴えました。私も同じことを考えていましたが、いい返事はもらえませんでした。ふるさと納税は、伊予市民はできないと思っていたのですが、調べる中で、返礼品はもらえないけれど、寄附はできることを知りました。それを広報してふるさと納税・コロナ対策基金を募ってはどうでしょう。そして、市外から通勤している職員さんには、ぜひともふるさと納税をお中元やお歳暮に利用してほしいものです。 (4)市からの激励金についてです。 全国大会に出場する人は、申請をすると激励金をもらえて、市の広報紙に写真が掲載されます。その後、結果も分からないままです。結果報告書を義務づけ、激励金を渡したときに、伊予市応援缶バッジなるものをプレゼントして全国大会に持参してもらう作戦はどうでしょう。 (5)里帰り出産・里帰り介護について。 伊予市の実家に里帰り出産する人にも、親の介護のために里帰りをする人にも優しい思いやりのある伊予市であってほしいと希望します。困ったときに気軽に相談できる窓口があるといいですね。 (6)ミカンまる貸出しについて。 みきゃんやダークみきゃんの着ぐるみは、申請をすれば県庁でも貸し出してもらえます。コロナ禍が落ち着いたら、ミカンまるの着ぐるみも貸出しできるようにしてほしいです。コロナ禍だからこそ、市民はもちろん、市民以外の人にも思いやりの対応が伊予市のファンを増やすことにつながるのではないでしょうか。 6点についてよろしくお願いします。 ◎市民福祉部長(向井裕臣君) 議長 ○議長(正岡千博君) 向井市民福祉部長市民福祉部長(向井裕臣君) 伊予市のファンを増やす作戦について6点の御質問をいただきましたので、私から1点目と5点目について答弁申し上げます。 まず、1点目の市への転入・転出時につきまして、現在転入時には、くらしのガイドブックや防災マップ、ごみカレンダー、保健センター関連のパンフレットなどをお渡しするとともに、今後の支援に資する簡単なアンケートにも記入をいただいております。 しかしながら、転出時には何もお渡ししておりませんので、今後は議員御提案の伊予市を思い出し、応援していただけるようなパンフレットの提供などについて検討してまいりたいと考えております。 なお、窓口業務では、日頃から笑顔の声かけを実施しておりますが、引き続き伊予市の顔として、温かい接客に努めてまいりたいと考えております。 次に、5点目の里帰り出産・里帰り介護につきまして、議員御承知のとおり、出産・子育てに関する相談は、主に母子健康包括支援センターにおいて、介護に関する相談は、主に地域包括支援センターにおいて、各専門家が個別に対応をしております。 令和元年度からの市外からの相談実績につきましては、里帰り出産に関する相談が16件、介護に関する相談が5件となっております。相談に当たっては、安心して子育て・介護に当たっていただけるよう、懇切丁寧な対応に心がけております。引き続き相談しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) 2点目と6点目は、私から答弁いたします。 2点目の「ますます、いよし。ブランド」につきまして、生産意欲の高揚、地域産業の活性化を目的に、平成28年度に制度化したもので、豊かな自然と景観に育まれた食と食文化、優れた技能・技法から生み出された市産品など、魅力的で大きな可能性を持った地域資源の中から特に優れたものを認定しております。これまで中山栗や双海の朱鱧、ぶっかけおぼろ豆腐など、15の事業者が生産・製造した27品目を認定しており、市ホームページにおいては、担当職員の笑顔の顔写真及びブランド認定品を好きになってもらえるようなコメント入りで紹介しているほか、市内外においてPR活動を行うことで、伊予市並びに伊予市ブランドの知名度・認知度の向上に努めているところであります。 昨年度のイベント開催時に来客者に対して実施したアンケート結果によると、伊予市民の認知度は50%、伊予市民以外の認知度は20%にとどまっており、川口議員御指摘のとおり、「ますます、いよし。ブランド」制度自体が、まだまだ知られていないのが現状であります。新型コロナの影響により市外でのイベント開催が困難な状況の中、今年度は市民の認知度向上に重点を置き、一人一人が誇りと愛着を持ってもらえるような制度となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、6点目のミカンまるの貸出しにつきまして、伊予市の魅力を広く発信するためのイメージキャラクターとして着ぐるみを作製し、各種イベントや物産フェア等においてPR活動に励んでおります。 川口議員の御提案の着ぐるみの一般貸出しについて、県が貸出しを行っているみきゃんまたダークみきゃんの着ぐるみは、その大半が布製の上下分離タイプであるのに対し、ミカンまるの着ぐるみは、ビニール製の空気で膨らませるエアタイプであります。エアタイプの着ぐるみは、コンパクトな収納性に加え、ふわふわした手触りが利点である半面、バッテリー容量の関係で、活動時間に制約がある上に、取扱いを誤ると、バッテリーの漏電、ボディーのビニール部分の損傷などの危険性があり、使用者の責任により故障・破損した際には、補償を求めなければならないケースも想定されることから、現時点では、一般貸出しは行う考えはございません。 以上、答弁といたします。 ◎総務部長河合浩二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 河合総務部長総務部長河合浩二君) 3点目のふるさと納税について答弁申し上げます。 先般、8月5日に総務省公式ホームページ上において、ふるさと納税に関する現況調査結果が公表され、全国での令和元年度のふるさと納税の受入れは約2,334万件、金額にして約4,875億円とのことでございました。金額では、前年度より5%程度減少をしております。 本市の令和元年度決算を申し上げますと、ふるさと納税に係る寄附金が4,570万円余り、前年度より8.6%増となりました。議員の皆様をはじめ、職員また本市に関わりのある皆様の理解に支えられて、派手さはございませんが、着実な伸びが現れたのではないかと思っております。これから年末に向けて、本制度の本来の理念である、ふるさとへの恩返しとの思いに応えるよう努めてまいります。 一方で、ふるさと納税ではなく、指定寄附、一般寄附合わせて2,012万円程度が本市に寄せられております。今年度に入りましても、主に新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、市内外の方より善意の御寄附をいただいております。その都度お礼状をお送りし、大切に活用させていただく旨の御挨拶をいたしております。 ただ、さきの議会でも申し上げましたとおり、寄附金の取扱いは、あくまで御寄附をされる方の自由意思であり、金額が定められているものでもなく、決して強制的に感じられるものであってはならないと考えております。一般寄附についての特段の広報周知は想定しておりませんが、窓口自体は、常に対応できるようにしており、本市に御寄附いただく場合、その財源は、公的な資金として本市の事業に寄与いたします。今後とも寄附金の活用につき、議員各位の御理解を賜りたく思います。 以上、答弁といたします。 ◎教育委員会事務局長(佐々木正孝君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐々木教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(佐々木正孝君) 4点目の市からの激励金について答弁申し上げます。 市からの激励金については、伊予市スポーツ、文化活動等に関する全国大会出場激励金交付要綱により、スポーツ、文化、学術、芸術の各分野において、全国規模の大会等に出場する個人及び団体に対し交付を行っているものでございます。これらは、スポーツ・文化活動の普及、振興を図るとともに、全国大会に出場するまでの努力をたたえ、大会での健闘を願い交付しているもので、結果報告につきましては、義務づけまではしておりませんが、自主的に報告してくださる方もいらっしゃいます。今後、結果を報告していただくよう御協力をお願いしてまいりたいと思います。 併せて、好成績を収めた場合には、再度広報紙に掲載し、健闘をたたえることも考慮してまいりたいと思います。 また、現在の激励方法に加えて、より一層伊予市に応援してもらっているという気持ちを該当者の皆さんに抱いていただければよろしいのではないかと考えます。今回の伊予市応援缶バッジの考え方も一つの表れかと存じますので、検討課題として受け止めさせていただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 再質問。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 丁寧な答弁、ありがとうございました。 まず、1点目から行きます。 市への転入・転出時にっていうことですが、答弁のように温かい対応をしていただけたらと思います。 2番です。2番の「ますます、いよし。ブランド」認定品についてですが、2つお聞きしたいことがあります。 今認定品を置いている場所っていうのが、私が知ってる限りでは町家とか道の駅とか伊予灘サービスエリアとかっていうところには置いてる、ブランド産品を並べて分かるようにしているっていう認識しておるんですが、それを伊予インターに近いコンビニに置いてもらうとか、よく使うスーパーの窓口・玄関先に置いてもらうとか、そういう置く場所っていうような工夫は考えてないかっていうのと、あと私が今2つ確認しているのは、内子町の酒造会社が「下灘ものがたり」っていうお酒を出して、すごいすてきなパッケージであります。それと、先日5月に新聞に載った「伊予栗なかやまロマン」っていうスティック状のお菓子ですが、それは伊予市の業者が作ってるのではないんだけれども、すごく伊予市をアピールしてくれようとして作られてる品物だと思うんです。そういうのをブランド産品に認定品にするつもりはないのかっていうのを、その2つです。 次、行きます。 次、3番のふるさと納税についてですが、本当寄附っていうのは強制されるものでもないんですが、コロナに対しての寄附が少しは入っているというので、うれしくなりました。私自身もふるさと納税っていうのは、伊予市民でもできるんだよっていうのをしっかり広報していこうと思います。 次、激励金についてです。激励金は、今年度から文化的なことにも激励金を出してくれるということになったので、すごく期待しています。 でも、やはりその後結果がどうだったんだろうなって。ほんでいい結果の子たちに、えっ結果がよかったのに広報に載せてほしいねなんていう話題になったこともありますので、そこのところは、先ほど激励方法として、伊予市に応援してもらっているっていう気持ちを分かっていただけるような策も考えてもらいたいと思います。 5番目の里帰り出産と介護についてですが、里帰りで帰ってくる人は、いろんな問題があるんですが、2人目、3人目を産む人っていうのは、母親に2人目、3人目を預けて次の子を産みに帰ってきているわけです。ということは、上の子たちを保育園なり幼稚園なりに預けないといけないというような、そういうこともあるので、そういう窓口っていうのは、どこに相談したらいいでしょうかということです。 (6)番のミカンまるの貸出しについてですが、愛媛県のみきゃんとかとは材質が違うっていうことですが、材質が違うので、布製にするつもりはないのかっていうのと、私、一度貸し出してほしくて経済雇用戦略課に行ったときに、こんなパネルはありますよっていうパネルだけは見せられたんですが、そのパネルの貸出しだけでも可能になるのかという、以上、よろしくお願いします。 ○議長(正岡千博君) 何点になりましたですか。            〔3番川口和代議員「まずは」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) 何番目の。            〔3番川口和代議員「(2)番のブランド認定品のやつが2つです」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) はい、2つ。            〔3番川口和代議員「はい。それと里帰りのやつが1つです。ミカンまる貸出しの件が1つです」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) 4つ、4点。            〔3番川口和代議員「はい」と呼ぶ〕 ◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男君) 議長 ○議長(正岡千博君) 小笠原経済雇用戦略課長 ◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男君) それでは、私のほうから、1点目、2点目、4点目の再質問についてお答えいたしたいと思います。 まず、ブランド認定品の展示場所でございます。スーパーやコンビニ等でもという御提案でございますけれども、それぞれスーパー・コンビニ、実際にブランド認定品を置いてあるもの、置いてないものがあると思います。現時点でも町家、両道の駅、伊予灘サービスエリア等で置いておりますが、そこのレジに聞きますと、これ置いてないんですかという問合せがたくさん寄せられるそうです。そういうこともございますので、そちらについては慎重にちょっと検討を進めてまいりたいと考えております。 2点目の「下灘ものがたり」、「なかやまロマン」等、市外の事業者が作ったもののブランド認定に関する件でございます。 実は、今のブランド認定制度につきましては、伊予市に事業所を有するところしか対象になっておりません。ただ「下灘ものがたり」と「なかやまロマン」につきましては、伊予市が関わって開発した商品でございますので、現時点では、伊予市が関わった商品に限っては、市外の事業者もブランド認定の申請をすることができるというように規定を変えようと考えておりまして、こちら販売から1年以上経過しているものという規定もございますので、これをクリアしたものにつきましては、たとえ市外の事業者であっても、伊予市のPRができるものにつきましては、認定品となるよう検討を進めてまいりたいと思っております。 4点目の着ぐるみの布製、パネルのものにつきましては、なかなか布製のもの、新しく製造するためには、布製といっても100万円程度かかるのではないかと思っております。以前も、現在1体で運用してるんですが、2体目の作製について予算化を考えたこともありましたが、なかなか現時点では予算が難しいという状況がございますので、こちら経費面のことも考えまして財政と協議を進めてまいりたいと思っております。 パネルにつきましては、現在市長室のほうに置いておりますけれども、こちらにつきましては、取扱いについては、当然エアタイプのものよりは、簡易に対応することができますので、貸出しについて検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(正岡千博君) 再々質問、いかがでしょうか。            〔3番川口和代議員「いや、まだ」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) まだもう一点あるか。失礼いたしました。 ◎子育て支援課長(太森真喜恵君) 議長 ○議長(正岡千博君) 太森子育て支援課長子育て支援課長(太森真喜恵君) ただいまの川口議員の再質問に御答弁申し上げます。 里帰り出産に係る二、三人目の出産の場合の保育等の相談窓口はどこかということでございますが、この相談につきましては、子育て支援課のほうへお願いいたします。つい先日もこのような相談をお受けしておりまして、適切な対応をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 川口和代議員の質問、ある意味総括的な御答弁になろうかと思いますけれども、半分時間の無駄な話をお聞きください。 私がスマホを買って1年と2か月がたちました。今伊予市のネット上は、1年前に比べて激変をいたしました。例えば、今質問にありました全国大会に出場するための激励費、1年前に伊予市の全国出場選手と検索すると、要は何が載っているか。1万円の激励費をもらう要綱しか載ってなかった。今は、激励した選手たちの顔写真等々、そして何の種目で出たか、それも遡って掲載もさせていただいてます。いろんな意味で激励費に対するトレーサビリティー、追跡調査的な位置づけの中で、本当缶バッジも一つの手段かな。川口議員も御提案していただいたシトラスリボンのバッジ、1,000個作りました。非常に人気がよくて、もうなくなってます。今総務課長に命じて、新たに1,000個作らせておる最中でもあります。その中で、本当に一つ一つ伊予市を発信するために、財政の枠組みの中で厳しい厳しいって言うよりも、知恵を使ったら伊予市の魅力を発信することができるんです。今の缶バッジにしても、缶バッジ、もう1個、本当に100円か200円です。そのものを使って全国大会に行ったら、あっこれ、どこよって言ったときに、四国の愛媛県の伊予市っていうところですよって、子どもたちがまたPRしてくれる、そういった部分、もう常に私言ってますけども、金がないなら知恵を出せ。知恵がないなら汗をかけ、このようにも言っておりますけれども、本当に今そういった位置づけで一つ一つ構築をしてまいってます。ただ、しょせん一人のアイデアっていうのはしれてます。様々な角度から川口議員におかれましては、いろんなアイデアを我々に御指導いただき、今後さらに伊予市が発信できますように御指導願いますことを答弁として返させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員、再々質問。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 市長からも温かい答弁をいただきましてありがとうございました。 次に移ります。 ○議長(正岡千博君) それでは、4番目に移ってください。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 4番、コロナ禍の中でと題しまして、先ほども出てきましたが、コロナ禍の中でいち早くシトラスリボン活動に賛同して動いてくださり、市長さんや総務部さんには感謝しています。市民としては、心強かったです。 そこで提案です。 (1)アイデアを公募。 ウィズコロナの中での生活様式や経済活動について、市民や企業などからアイデアを公募して、市民の知恵を借りるという案はどうでしょう。 (2)工夫して開催するイベントに補助金を。 今年はイベントや年中行事が中止や延期になって寂しい思いをしています。そんな中、今までのイベントの規模を縮小し、形を変えて開催したり、新しいイベント開催を計画している市民団体があると聞きます。工夫して開催するイベントに、会場使用料や感染防止対策経費などの補助金を出してはどうでしょう。 (3)小宴会を。 今、大きな宴会ができないのが現状です。歓送迎会もなく、冠婚葬祭も縮小で、市内の飲食店も苦しい経営だと聞きます。そこで、小宴会、10人程度までを推奨してはどうでしょう。 3つの提案についてよろしくお願いいたします。 ◎副市長(山先森繁君) 議長 ○議長(正岡千博君) 山先副市長 ◎副市長(山先森繁君) コロナ禍の中でにつきまして3点の御質問をいただきましたので、私から答弁を申し上げたいと思います。 新型コロナウイルスの影響によりまして、これまでの常識はまさに一変をし、私たちの生活も大きく変わりました。このような中、新しい生活様式を実践しながら、日常生活や経済活動を営んでいくことについて、市政全般にわたる見直しも必要であるというふうに考えております。 そのもとで1点目のアイデアの公募につきまして答弁を申し上げます。 御承知のとおり、市民の皆様からの声を市政に反映させることは、地方自治の本旨からも当然そういうことにあるべきだろうと思います。今後、広報紙やホームページを活用をしたアイデア募集のほか、デジタル通信技術を活用した意見収集など、有効な手段について検討を加えてまいりたいと存じます。 次に、2点目の工夫をして開催のイベントに補助金をにつきましては、議員御指摘のとおり、様々なイベントや行事の中止が続く中、知恵と工夫を凝らして開催をしている団体があることも承知をしております。 一方で、全国では、新型コロナウイルスの新規感染者が多く発生をしており、いまだ終息が見えない状況にございます。仮に補助イベントにおいてクラスターが発生した場合には、市としても道義的責任を逃れることはできないでしょう。まずは、市民の皆様の安全確保に努めることが最優先であると考えておりまして、補助金交付は、時期尚早と考えますので、御理解をいただきたいと思います。 ただし、新型コロナウイルス感染症に対しまして、ワクチンや治療薬が確立をされるなど、情勢が変わった場合には、その時点で検討して、適切に対応をしてまいりたいというふうに考えます。 次に、3点目の小宴会をにつきまして答弁を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の拡大防止につきましては、これまでにも職員の健康管理、安全管理等、国及び県の通知等を踏まえ、取り組んでおります。7月28日付総務省通知では、職場に関連したクラスター発生を防止するため、経済団体等と一体となった感染防止の取組強化としまして、業務後の多人数での会食や飲み会を避けることなどが示されております。これらの通知を受け、現在のところ、職員に対しましては、個人的な少人数での会食や飲み食いまでも禁止はしておりません。ただ、地方公務員は、住民の日常生活を維持するための行政サービスを担っておりまして、感染症罹患防止には、一層の注意努力を払う必要があるものと考えます。万一職員間で感染が発生をした場合には、一定期間業務が停止・停滞をするなどの影響の大きさは計り知れません。積極的に推奨することは、現時点では考えておりません。 繰り返しますが、少人数での会食や飲み会までは、禁止をしておらないということは今申し上げたとおりであります。 なお、県内他市町において、職員に対し会食や飲み会を人数に関わらず推奨をしている団体はないことを申し添えておきたいと思います。 以上、答弁といたします。 ◆3番(川口和代君) 議長 ○議長(正岡千博君) 川口和代議員 ◆3番(川口和代君) 答弁ありがとうございました。 人数を──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──云々っていうことではないんですが、本当伊予市の飲食店の方にも、議員さんや職員さんは宴会をしたらいかんことになっとるんって聞かれます。なので、私たちもまだ委員会の終わった後ぐらいしかしてないので、職員さんはまだしてないのかなっていうような答えに行き詰まることもあります。本当に伊予市民は真面目だなと思います、駄目だと言われたことは真面目に守るので。なので、そこのところは、皆さん少しずつ飲食をしていきましょうっていうところで終わっておきたいと思いますが、コロナ禍の中でということで、昨日いろいろと大野議員のほうからもありましたが、何か県や国から補助金が下りてるものに対して、伊予市がプラスすることは、分かりやすく、もしも家賃助成事業補助金があって、伊予市もそれにプラスするんだったら、補助金、プラス伊予市何とかという、何か工夫をして、伊予市がプラスされることは、プラス何とかっていうようなものを入れてはどうだろうとかということも考えました。それとか、もう県や国は関係なく、伊予市独自の事業です。前の6月議会に出た県外に出ている学生さんに対して「ARIGATO BOX」なんて、すごくいい言葉だと思うんですが、そういう伊予市独自の事業に対しては、何か面白いネーミングを考えてつけてほしいなっていうような、これは要望です。 以上、今日の私の質問は終わりますが、コロナ対策にも熱中症対策も災害への警戒にと、もう本当にやるべきことはたくさんあります。気は休まりませんが、皆さん頑張っていきましょう。ありがとうございました。 ○議長(正岡千博君) 川口議員の一般質問は終わります。お疲れでした。 暫時休憩をいたします。            午後1時43分 休憩       ───────────────────────            午後1時53分 再開 ○議長(正岡千博君) 再開いたします。 続いて、佐川秋夫議員、御登壇願います。            〔11番 佐川秋夫君 登壇〕 ◆11番(佐川秋夫君) 議席番号11番、伊予夢創会代表、佐川秋夫です。 議長に許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問を行います。9月議会最終の質問でございます。できるだけ再質問はしないように、多分理事者の方は考えてくれておるかと思ってますので、短時間で済ませたいと思います。よろしくお願いいたします。 1問目なんですが、市の財産管理の今後の方向性について問いたいと思います。 今年は、2月以降、日本全国がコロナ禍に巻き込まれ、4月から6月期の国内総生産GDPは、年率換算で27.8%減となり、リーマン・ショックを超え、戦後最悪のマイナスの成長になったと言われています。このことは、伊予市においても、少なからず財産収入の減少、財政支出増大の影響があるのではと考えます。そのような中、市の財産の有効利用並びに廃止について4点お伺いします。 まず1点目、平成20年に愛媛厚生年金休暇センターを伊予市が払下げを受け、新しい名称のウェルピア伊予として、現在市民の憩いの場、交流の場として親しまれていることは、御承知のとおりであります。指定管理期間の最初の1期である10年間が終わり、第2期である8年間が平成30年から始まり、現在2年余りが過ぎ、残り6年間となっております。指定管理者は、利益剰余金の30%を市に納付し、50万円を超える改修費については、市が負担することとなっており、過去12年間の収支を単純計算してみると、市への納付額の合計は約6,700万円で、一般会計繰入金の合計が約5億8,000万円であります。1年換算にすると約562万円を市に納付していただいて、約4,800万円を施設管理のため支出している計算となります。 そこで、残り6年間の指定管理について、毎年この差額分である約4,000万円余りの支出を、市民の憩いの場、交流の場として仕方がないと考えられるのか、それとも少しでも支出を減少させる施策を考えているのか、お聞かせください。 2点目、昨年伊予市外二町共有物組合において、高知県室戸市の小学校跡地の利用状況について視察をさせていただきました。そこでは小学校を改造し、新たに水族館として生まれ変わり、県内外から年間数十万人の来場者が訪れているとのことでした。伊予市においてこの方策が当てはまるとは思いませんが、伊予市にも旧下灘中学校校舎並びに平成29年に県から財産譲与された旧中山高校校舎があります。この2校の校舎を解体するとなれば、数億円の費用が必要となるのではないでしょうか。この耐震性のない校舎を今後このまま放っておくのがよいのか、理事者の皆さんのお知恵を拝してどのようなお考えがあるのか、お聞かせください。 3点目、市所有地の中に、栗の里公園内の鹿牧場がありますが、現在、地域や来場者に対して何か恩恵があるのでしょうか。旧中山町時代には、20頭を上限として、数を制限して飼っていたと伺っております。 しかし、現在では、40頭を超える数にもなっており、管理するのも大変難しくなっていると推測されます。 また、今の牧場の地形を見ると、今後大雨や大地震などの災害が発生した場合、土砂崩れなどにより、柵が壊れて鹿が野に放たれる危険性もあるのではないでしょうか。今後必要性がないと判断すれば、動物愛護団体にも配慮し、早急に処分するほうがよいと思われますが、いかがでしょうか。 4点目、地元管理にしている土地や遊休地があれば教えてください。 以上、4点、明確な回答をお願いいたします。
    ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 佐川秋夫議員より、市の財産管理の今後の方向性に関する4点の御質問をいただきました。私のほうからは、1点目と2点目の御質問について答弁申し上げ、残余につきましては、担当部長が答弁をいたします。 議員お示しのとおり、ウェルピア伊予は、施設の利用料金及び自主事業による収入で施設の運営をいたしておりますが、建設後約40年余り経過をしており、施設の維持・運営のための改修費用として、毎年4,000万円程度の支出が想定をされております。 一方、収入を増加せしめる対策として、サテライトオフィスや貸し事務所等の長期使用により、未利用部分の活用を積極的に図ってまいるとともに、会議室や合宿棟等の稼働率を上げるための検討を現在行っているところでもございます。本施設は、都市総合文化施設として、伊予市の都市機能並びに市民等の教養及び文化の向上を目的とした利用方法を定めておりましたが、今申し上げました施策を実現するためには、目的や利用方法の追加を行う必要がございます。いずれにいたしましても、施設の運営に当たりまして弾力的に対応のできる条件整備を図ることで、収入増に結びつけてまいりたいと存じております。 次に、中山高校については、中山地域の振興及び活性化のために使用することを目的とし、施設の大部分に関し、学校法人河原学園と長期の使用貸借契約を結んでおります。平成29年6月23日から平成49年、今で言う令和19年3月31日までの期間であります。本年から未来高等学校中山キャンパスとしてスタートし、既にバスケットボール部、卓球部、太鼓部による活動を始めております。ほかにも集中スクーリングとして、中山の町並み探索を行ったり、専門学校生によるドローンの飛行実験を行ったりと、活動の幅を広げてもございます。コロナウイルスの影響から、地域住民との触れ合いの場は、今現在見合わせているところではありますけれども、収束するにつれて、徐々に活動の幅を広げていくということでもございます。 耐震性のない校舎については、補助金の縛りにより、当面は現状維持となりますけれども、今後生徒の活動が広がるにつれ、外壁の剥離等による事故を未然に防ぐためにも、定期的な目視による管理を徹底いたしてまいります。 旧下灘中学校校舎について、平成22年3月31日に閉校をして以降、これまでも幾度か使用の提案はございましたものの、当該施設の耐震性の問題、また一部が土砂災害特別警戒区域に含まれており、現に落石も散見されることから、実際に利活用には至りませんでした。議員御提案の解体となりますと、御見込みのとおり、かなりの費用負担が生じてまいります。現状では、特に近隣への影響はないものの、今後老朽化により落下物等による被害が起こらないよう、最小限の管理をしつつ、新たな利活用の可能性について今後もしっかりと模索し、検討を続けてまいります。 以上、答弁といたします。 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) 3点目の鹿牧場の今後につきまして、私から答弁申し上げます。 佐川議員御指摘のとおり、合併前の旧中山町時代、栗の里公園の整備を行う中で、中山町と地元が交わした覚書には、飼育頭数は25頭程度とすると記載されております。対して現在の頭数は四十数頭であり、覚書の取決めに対して2倍近い頭数に増加しているのが現状であります。その影響もあってか、牧場内部は地表の植物が鹿により食べ尽くされ、表土が露出してしまっていることから、まとまった雨が降るたびに、前面道路に赤土が大量に流出するほか、柵の基礎周辺の侵食も進んでおります。平成30年7月豪雨の際には、牧場最上端の基礎下部が大きく削り取られたため、鹿が脱走する寸前の状態に陥った事例もあり、抜本的な施設改修を行わない限り、長期的・安定的な施設運営は困難な状況であります。佐川議員も御心配されておりますように、動物愛護の観点には十分配慮した上で、責任を持って飼育してくれる動物園等への引取りのほか、有効活用の道を探りながら、できるだけ早い時期に、当該施設を整理する方向で調整を行ってまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ◎総務部長河合浩二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 河合総務部長総務部長河合浩二君) 4点目の地元管理にしている土地や遊休地があればとの御質問でございます。 議員御案内のとおり、市有地には、行政財産と普通財産があり、行政財産とされる土地は、現に公用または公共用に用いておりますことから、ここでの答弁は、普通財産について申し上げます。 普通財産としての土地のうち、山林部分を除きますと約10万平方メートルがございます。現在、このうちのほとんどを契約に基づいて、個人または法人へ貸し付けており、その大半は、社会福祉施設用地や警察署など、他の公共的団体への貸付けであり、地元管理ではございません。 例外的に地元へ管理委託しております土地は、大平の旧ごしきの里の一部がございます。平成28年にごしきの里が業務を終了した後は、地元区長との間に、施設管理委託契約を締結しております。その他の普通財産は、市自らが管理して、売却や有償貸付けを検討していることから、地元管理の財産、遊休地というものは、ほかにはございません。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) 再質問、いかがでしょうか。 ◆11番(佐川秋夫君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐川秋夫議員 ◆11番(佐川秋夫君) 1点目のウェルピアのことなんですが、以前には市街化区域の中に入ってないということで、なかなか何にも使えなかったということで、今回また市街化区域にされた。そしてまた、その中でもまだ目的外の使用ができないところがあるということで、それも今後検討していくということで、さきにもここに説明していただいておるので分かると思いますが、目的外で旧厚生省ですか、から譲り受けたときのその目的使用というのがうたわれておりますので、そこのところをきっちり早めに外して、市独自でいろんな事業ができるような方向にしていただきたいなと思います。なぜかと思いますと、以前七、八年ぐらい前からいろんな大手の企業さんとか、商業の人たちが伊予市の土地を探して来ていたと思うんです。その頃には、伊予市には土地がないと、もうとにかく頭から土地がないと言われてたので、もう即駄目ですよというような、自分のところにも聞こえたんですけどが、これは伊予市ではちょっと無理かなっていうのがありましたんで、今のウェルピア伊予がそういう形で使えるんだったらできたかなと思ったんですけど、もうそれは分かってましたんで、頭からそういう形でしたわけでございますが、今後、これは違う話になるかもしれんけど、ウェルピアをのけて、どこかにまた伊予市の皆さん方のお知恵で、どこか企業が欲しいって言ってきたら、すぐに対応ができるような、今買っておかなくてもいいんですけどが、それぐらいの計画は立てていってほしいなと思ってますんで、ぜひそれはよろしくお願いいたします。 それと2点目なんですが、2点目は、これは多分あれだけの校舎、壊すのは、言よったようにかなりお金がかかると思います。でもどこかではどうにかしないといけない。置いとっては使えないと思いますので、補修しても本当は使えないと思いますので、どこかでは、ここ二、三年ではそう用事がないと思うんですが、どこかでは伊予市のお金を出して壊さないといけないというのは、自分自身そう思ってるんですが、多分理事者もそう思っておられると思うんですが、今すぐ返答はできませんけどが、その点またちょっとお聞かせください。 3点目、鹿牧場なんですけど、御回答いただきました。確かに豪雨で柵の下がえぐられてというような写真も見せていただきました。本当に、あそこで全部野に放たれると、申し訳ないですけど、中山だけでなくして、そらもう伊予市も鹿の山地になってしまいますので、ぜひこれはやっていただきたい。早くやっていただきたい、それはそういうふうに思います。 そして、普通財産のとこなんですけど、普通財産になるか、大平保育所の跡地、これも一旦整理しようかなって。なぜしたかっていうのは、このことがちょっと気になったもんで、跡地が売れなくって、あるとこには貸してはいたんですけど、もう今は市のほうに返っているということ。あの土地、保育所を建てるのに、場所を変えていただく。そして、なぜあそこを壊してあそこにしなかったかというのは、新しい保育所が建つのに、あそこはもとのところに建てるというと、仮設校舎が要ります。仮設の保育所が1,400万円ほど要るというので、それだったら土地が買えるだろうということで、私も一生懸命お願いして、今の保育所は変わったわけなんですけどが、今更地になって土地としてはいいんですけど、なかなか買い手がつかないということでございますが、今後もその処分の方法で検討して、毎年毎年売りに出すと言うたら悪いんですけどが、今コロナ禍でそんなに売れないかと思うんですけどが、そういう形でやってほしい。それで終わりたいと思うんです。 ○議長(正岡千博君) 4点ですか、佐川議員。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 佐川議員の再質問にお答えをいたしますけれども、具体的なこと、担当原課で答弁があったら後で補足をさせます。 まずもって御案内のとおり、伊予市の土地開発公社は、解散をされております。 しかしながら、今佐川議員言われたように、伊予市っていうのは、本当にJRの駅と伊予鉄私鉄の駅、そこの郡中港駅と伊予市駅、歩いて30秒、そしてここから伊予インターまで車で乗るのに5分ちょっと、そして松山空港まで信号に引っかからんかったら20分でお釣りが来るところ、本当にいろんな意味で、生活をするにも、また企業さんが入ってくるのにも最高のエリアだと私は認識をしております。ただ今言った部分において、市街化調整区域であったり、その他もろもろの諸条件がございます。今農水省と国交省の考え方は、基本的にはスタンスが違う位置づけではありますけれども、とにもかくにも今現在圃場整備等々していない場所で開発が可能なところも模索をしておる最中でもございます。その中で条件が整えることができたら、また伊予市として土地という位置づけを発信もしていきたいな、このようにも存じてもございます。 そして、ウェルピアに関しましても、もろもろ厚生省時代からの名残で、伊予市があそこをもらい受けることになりました。そんな中で、現実にこれからあそこを、市街化調整区域から市街化区域に編入はしたわけでございますけれども、なかなか条件付で、そう簡単には物が建たないというか、あそこを民間の不動産会社が買って、普通の家は全くできないような土地でもございます。 しかしながら、あそこの妙味っていうのを言いますと、今議員さんたちが愛媛県内の市会議員さんたち、本当に伊予市の店屋で会議を開いたり、ウェルピアで会議を開いてくれます。それはなぜか。先ほどの条件があるからです。要は、そういったすばらしい条件を今後ウェルピアにおいても付加していきたい。一つ一つの枠組みで、あそこは防災ヘリもたどり着くところでございますから、そうそう簡単にいろんなことはできませんけれども、様々な形で模索をしていきたい、このようにも感じております。 そして、以前若松孝行議員が質問をされました。我が母校下灘中学校のグラウンドを見たかと。若松議員の下灘中学校に対する思い、それを受けてしっかりと草も刈ったりいろいろとしていったわけでございます。そして様々な形で副市長を中心にして、いろんな企業体が相談にも来ておりました。 しかしながら、先ほどの言った条件等々で、話が途中で途切れてしまっている。でもあのままじゃあ駄目だろう。いろんな知恵を絞ってあの下灘中学校利活用できたらなって、今現在もこの段階でも検討してます。だから、解体だけが能じゃないわけでもございますけれども、本当に下灘地域に住んでる人の思い、この思いをしっかりと我々も共有してまいりたいとこのように思ってます。 最後になりますけれども、鹿牧場、もう確かに今私もときにふれるたびにフラワーハウスへ行ったついでに、鹿牧場に行きます。言っちゃあ何ですけど、バンビのイメージは全くない状態の鹿です。中山町時代に様々な夢また思いもあってあそこができました。しかしながら、年月を隔てて今の状態にもなっております。どの形がいいのか、とにもかくにも動物の愛護団体こともございますけれども、何とかあそこは早い段階で整理をして、別の財源に充てるためにもやっていかないといけないな、このように認識をしております。いろんなことで、いろんな今アンテナを高くして、あの鹿をどのようにしたら一番いいのかというのも模索をしている最中でございますので、もう少しだけお待ちいただいたらと思います。 あと細かい部分に関しましては、担当から報告をさせます。 ◎総務部長河合浩二君) 議長 ○議長(正岡千博君) 河合総務部長総務部長河合浩二君) それでは、私から、大平保育所跡地の利活用について答弁申し上げたらと思います。 まだ具体的な考え方はございませんけれども、伊予市にとって、そしてまた地域にとっていい使い方ができるように方法を検討していきたいと思います。もうしばらくお時間をいただきたいと思います。お願いします。 ◎産業建設部長(武智年哉君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智産業建設部長産業建設部長(武智年哉君) 佐川議員より、鹿牧場の問題点について御指摘をいただきました。過去の起こった事柄について御報告をさせていただきたいと思います。 まず、平成30年7月豪雨時には、鹿が斜面を削ることから土砂が流れ出て、御心配されておりましたように、鹿が脱走しかけました。それを防止するために、のり面保護を行い、その斜面にのり面の天端の金網を設置し、削ったのり面には、養生シートを張って逃げないような対応をいたしました。これには95万円の費用がかかっております。 記録がある部分ですけれども、過去2回前面道路に崩落土砂が押し寄せました。それの撤去費用につきましては、先々月の7月豪雨のときには、約10立米の土砂が出ましたので10万円程度、平成30年7月豪雨時には、20立米程度の土砂が出ましたので19万円程度、約29万円の土砂の撤去費用を支出しております。 以上でございます。 ◎教育委員会事務局長(佐々木正孝君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐々木教育委員会事務局長教育委員会事務局長(佐々木正孝君) それでは、旧下灘中学校校舎の件につきまして答弁申し上げます。 議員御指摘のとおり、解体に関しましては、多額な費用がかかるということで、また今後方向性のほうを改めて検討させていただきたいと考えます。 以上、答弁といたします。 ○議長(正岡千博君) よろしいでしょうか。            〔11番佐川秋夫議員「結構です」と呼ぶ〕 ○議長(正岡千博君) それでは、次、2問目に移ってください。 ◆11番(佐川秋夫君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐川秋夫議員 ◆11番(佐川秋夫君) それでは、2問目に、本当の最後の質問になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 武智市政2期の総括と今後の市政運営について。 武智市長におかれましては、平成17年に市議会議員に初当選されて以来、2期8年近く議員として活躍されました。以後、2期目である8年目の今日、市長として伊予市民のために日々活躍されていますことに感謝を申し上げます。 「動けば変わる」を理念に、目配り・気配り・思いやりの市政を順調に遂行されているのではないでしょうか。この市政8年間を私なりに顧みれば、事業並びに財政において、前政権踏襲の中で、武智市長独自の政策には少なからず影響があり、思いどおりの施策ができなかったのではないでしょうか。なぜなら、平成25年に市長になられてから、学校給食センター、本庁舎、図書館・文化ホール、中山スマートインター、クラフトの里、ふたみシーサイド公園など、数々の事業にこの8年間で120億円ほど起債をしています。そのほか臨時財政対策債に41億円程度、特別会計にも28億円程度起債をしています。伊予市の財政において、数年でこれだけの支出をすると、どれほど大変であるかよく分かりますし、今後の財政において、災害等を除き、よほどのことがない限り、起債事業はとても考えられないのではないでしょうか。今後の市の事業展開においては、民間企業の力が大変重要であると思っています。現在の市長を見ておりますと、数多くの経済人との交流を深めておられるように見受けられます。これは大変有意義なことであると私は思っております。 そのような中で、2つ質問をいたしたいと思います。 1点目、この8年間、市長としての実績とやり残したことがありましたらお聞かせください。 2点目、今後の伊予市の方向性をしっかり打ち出すために、来年春の市長選に3期目を目指して挑戦し、市長独自の政策をしていただきたいのですが、そのお考えをお聞かせください。 ◎市長(武智邦典君) 議長 ○議長(正岡千博君) 武智市長            〔市長 武智邦典君 登壇〕 ◎市長(武智邦典君) 佐川秋夫議員の武智市政2期の総括と今後の市政運営についてという御質問に答弁を申し上げます。 議員御指摘のとおり、ハード面においては、学校給食センター、本庁舎、図書館・文化ホールの整備、中山スマートインターチェンジや道の駅に係る改修など、大型事業を手がけた経緯がございます。その他住民の生活環境を守るため、双海上灘地区簡易水道統合整備事業や先般竣工いたしました高齢者福祉の拠点となる中山コミュニティセンターの整備、市内小・中学校の施設耐震化、エアコン整備などを手がけてまいりました。 一方で、下水道整備地域の見直しを行うなど、事業実施に当たっては、常に必要性と公益性を検証し、真に必要な整備に努めてもまいりました。ソフト面で申しますと、特に子育て分野に注視し、不妊治療費の助成や小・中学校の医療費完全無償化、病児・病後児保育への対応、子ども総合センター、母子健康包括支援センターの開設など、出生から子育てに至るまで、安全・安心な環境づくりにも努めてまいりました。市民へのサービスについては、新庁舎の開設に当たり、ワンストップ総合窓口をはじめ、福祉まるごと相談の開設、コンビニでの公金収納や各種証明書の交付など、利便性に配慮した取組も進めてもまいりました。市内の移動に関しては、運行を続けております中山・双海地域のデマンドタクシーに加え、実証実験を続けていました伊予地域を走るコミュニティバスも今年度から正式運行にこぎ着けたものでもございます。これらの政策の実施に当たって、第2次伊予市総合計画を頂点とした施策実施に努め、子ども・子育て支援事業計画や一般産業廃棄物処理基本計画など、必要に応じた計画策定を進め、事業の具現化・可視化を進めてもまいりました。いわゆる箱物建設と呼ばれる大型事業については、整備のめどがついたとも存じておりますが、折からのコロナウイルスの感染によって、新たな需要また要望が生じており、これまでの答弁においても、種々の取組について述べてきたとおりでもございます。今後も先般オープンしたIYO夢みらい館の本格活動や情報通信技術を活用した学習の推進、小・中学校をはじめとする公共施設のLAN整備など、市民の皆様の利用ニーズに応じた対策を進めていく必要があると存じてもおります。 また、持続可能な自治体伊予市を目指していく上でも、SDGsの取組は極めて重要と認識をいたしております。アフターコロナを見据えた反転攻勢を図るためにも、職員を含め、私自身も5Gの研さんを積んでいくことも肝要であると存じてもおります。様々な情報を得て、それを生かしていくためには、高いアンテナと人脈も必要であると考えております。様々な施策を講じていく上で、アイデアはもちろんのこと、それに見合う財源の問題が惹起をしてまいります。もちろん市の財源だけで全ての対策を進めていくことはできないのでございます。国や県のお力を受け、かつまた議員御提案の民間企業のお力添え、そして何よりも市民協働の下に市民の皆さんのお力を借り、一丸となって進めていくことが肝要と存じてもおります。今後は、そのような協力関係を築いていくことが、非常に重要になってくるとも考えております。 さて、今後の市政運営について、図らずも3期目を目指しての挑戦はどうかとの御質問がございました。先ほど来この8年間の実績と私自身やり残した課題についてるる申し述べてきたところもございますが、従来からの超高齢化・少子化という問題に加え、コロナ感染や激甚化する災害への対応と新たな局面が増えてきております。 また、本市が置かれる状況や世の中の情勢も刻一刻と変化をしているのが現状です。速やかな対応には努めているものの、全て解決しているとは言い難いというのが、本心でもございます。 私が考える政治とは、光の当たらないところに光を当てることが役割だと認識もいたしております。今まさに伊予市が率先して取り組んでいるSDGs──サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ、持続可能な開発目標、私たちの暮らしを大きく言えば、この星地球を守りながら、いろいろな問題を解決して、豊かで幸せな未来を紡いでいくこと、そして誰一人取り残さないで私たちの世界を変えると、国連がうたっているSDGsには明記をされております。 また、佐川議員に触れていただいた目配り・気配り・思いやりは、そのことを推し進めていく上でも必要不可欠なことであります。 また、市長の責務の一つとして、伊予市職員一人一人が持っているポテンシャルといいますか、隠れた潜在能力を引き出し、伊予市という自治体の中に本当はしっかりと根づいているはずの隠れたよさを市内外に職員自らが発信していくことをサポートしていくことも市長の仕事と存じております。 令和2年を振り返るには早いかもしれませんけれども、今私が客観的に見て、打てば響く職員が増えてきたと認識をいたしてるところでもございます。本当に市民の皆様方の気持ち、心のひだに寄り添い、今の現状や気持ちを察することのできる政治スタンスを貫くためにも、市民の皆様の御支持がいただけるなら、改めて3期目の市政を担っていきたいと強く念じております。1期目、2期目と同様に私のモットーであります即現場・即対応、動けば変わるを肝に銘じて、労を惜しまずに動いてまいることは当然でもございます。 本日、伊予市議会の神聖なる議場において3期目の出馬を表明した以上、私と同様に伊予市の将来を担当してみたいという方がおられるかもしれませんが、その場合にありましても、不退転の志を持って、正々堂々と戦いに挑んでまいる所存でもございます。 伊予市という自治体、伊予市民の皆様方への熱い情熱、これに関しましては、決して負けないという強い自負のもと、挑戦を受ける覚悟でもございます。これから残された任期、全身全霊を持って責務を全うしてまいります。佐川秋夫議員をはじめ、議員各位の皆様におかれましても、引き続き御指導、御助言、さらなる御高配を賜りますよう、伏して心からお願いを申し上げ、答弁といたします。大変身の引き締まる思いであります。ありがとうございました。 ◆11番(佐川秋夫君) 議長 ○議長(正岡千博君) 佐川秋夫議員 ◆11番(佐川秋夫君) 再質問はございません。 市長、力強い言葉を聞かされまして、感動をいたしました。質問の中にありました武智市長の言葉、目配り・気配り・思いやり、これには続きがあります。目配り・気配り・思いやり、まめによいしょでプレゼント、これが市長の口癖でございました。まめによいしょは、のけたといたしましても、いらないとしても、市民の皆さんにすばらしい施策のプレゼントを期待しております。今後も応援してまいりますので、お体には気をつけて頑張っていただきたいと思います。終わります。 ○議長(正岡千博君) お疲れでございました。 これをもって一般質問を終結をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(正岡千博君) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。 9月18日は定刻より本会議を開き、各常任委員会に付託いたしました議案等について審査結果の報告を行います。 本日はこれにて散会をいたします。            午後2時33分 散会            ~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      伊予市議会 議 長  正 岡 千 博            議 員  北 橋 豊 作            議 員  佐 川 秋 夫...